西井修 医師 (にしいおさむ)

帝京大学医学部附属 溝口病院

神奈川県川崎市高津区溝口3-8-3

  • 産婦人科
  • 教授、科長

産婦人科 婦人科 小児科

専門

内視鏡下手術(腹腔鏡下手術、子宮鏡下手術)、クラミジア感染症、不妊症

西井修

西井修医師は不妊症における内視鏡下手術やクラミジア感染症などの性感染症が専門であり、科長を務める同科は、婦人科良性疾患に対して内視鏡下手を積極的に行っていることで広く知られている。とくに子宮筋腫、子宮内膜症などの腹腔鏡下手術や、クラミジア感染症などを原因とする卵管水腫や卵管性不妊症の腹腔鏡下手術、また、子宮内膜ポリープや粘膜下子宮筋腫に対する子宮鏡下手術など非常に多くの手術を行っている。2004年より内視鏡下手術(腹腔鏡下手術、子宮鏡下手術)を取り入れ、年間で200~500件以上の手術を行っている。また、性器クラミジア感染症や性器ヘルペス感染症などの性感染症においては、正確な診断に基づいた治療を個々の疾患に応じて施行している。

診療内容

西井修医師が勤務する同院では、婦人科良性疾患に対して内視鏡下手術を積極的に行っていることで広く知られている。また、近年は子宮体がんに対する腹腔鏡下手術も導入している。内視鏡下手術の対象となる疾患は子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣腫瘍、骨盤内癒着や卵管水腫などの不妊症、異所性(子宮外)妊娠などで、2004年に269件(117件)、2005年に365件(199件)、2006年に384件(163件)、 2007年に466件(197件)、2008年に483件(225件)、2009年に411件(252件)の手術(内カッコ内は腹腔鏡下手術件数)を行い、2013年には、手術件数594件で、そのうち腹腔鏡下手術は228件、子宮鏡下手術は101件であるという。

子宮内膜症や卵巣腫瘍、また卵管水腫などの不妊症などでは、手術前日に入院し、手術後3日前後で退院となっている。難易度の高い重症の子宮内膜症の症例では、入院期間は若干長くなるという。子宮筋腫に関しては、子宮を温存する場合には、腹腔鏡下子宮筋腫核出術を行う。ただし、子宮筋腫が多発している場合や子宮筋腫が大きな場合は、皮膚切開創を約4~5cmとする腹腔鏡補助下子宮筋腫核出術により筋腫核を核出する。腹腔鏡補助下子宮筋腫核出術の場合でも、術後早期の社会復帰が可能である。子宮を残す必要がない場合は、可能な限り腹腔鏡下子宮全摘術の適応となるが、子宮の大きさによっては開腹手術となる。腹腔鏡下子宮全摘術に関しては、多くは術後5日目にて退院となる。

一方、同科では専門外来として不妊外来を設けており、不妊症・不育症などの検査と治療を行っている。卵管性不妊症の原因となる性器クラミジア感染症は、子宮頸管に感染後、子宮内膜、卵管へと上行性に感染することにより発症する。多くは無症状だが一部は持続感染となり卵管閉塞や卵管周囲の癒着などを引き起こし不妊症となるという。我が国の性器クラミジア感染症の発生頻度は2003年から減少傾向にあるものの、最も発生頻度が高い性感染症である。特に若年者の感染率が高く、将来の不妊症を予防するために、早期に発見し早期に治療することが重要だという。

医師プロフィール

1981年3月 東邦大学医学部医学科 卒業
1981年6月 東京大学医学部附属病院分院産婦人科研修医
1983年10月 東京都立築地産院研究員
1984年4月 東京大学医学部附属病院分院産婦人科文部教官助手
1989年4月 東京大学医学部附属病院分院産婦人科医局長
1997年11月 Bourn Hall Clinic(イギリス)研修
1998年5月 国立習志野病院産婦人科厚生技官
1999年2月 東京大学医学部附属病院分院産婦人科講師、病棟医長
2001年4月 東京大学医学部附属病院女性外科講師
2001年10月 東京大学医学部附属病院女性診療科・産科講師
2003年11月 帝京大学溝口病院産婦人科助教授
2008年4月 帝京大学溝口病院産婦人科教授