塩谷雅英 医師 (しおたにまさひで)

英ウィメンズクリニック

兵庫県神戸市垂水区日向1-4-1 レバンテ垂水1番館2F

  • 産婦人科
  • 理事長

産婦人科 婦人科

専門

不妊治療

塩谷雅英

他人には理解しにくい不妊症の悩みをもつ患者の立場に立ち、心を込めたきめ細かい治療で、心身両面からサポートすることを方針とし、患者から絶大な信頼を得ている。多くの夫婦に朗報がもたらされるよう、医療技術や設備を万全に整えて、最新の治療方法・培養技術・各種手術はもとより、漢方、鍼灸、アロマ、ヨガ、サプリなども治療に取り入れている。「全ての患者様に満足し喜んでいただける医療サービスを提供すること」を目標に掲げ、神戸中心に活躍している。

診療内容

不妊症とは、避妊をしていないにもかかわらず2年間以上、妊娠が成立しない場合を言い、10組に1組の夫婦が不妊症と考えられている。不妊症には様々な要因があり、治療にもいろいろなアプローチの方法がある。同クリニックの基本方針は、なるべく少ない治療で妊娠できるようにすることである。そのために十分な検査を行い、男性・女性、身体や体質、心の要因など、多岐にわたる要因をしっかりと究明、把握したうえで、患者に合った適切な対応を行うようにしている。「自然周期体外受精」や「卵管鏡下卵管形成手術(FT)」を積極的に取り入れている。「卵管鏡下卵管形成手術(FT)」は日帰りで行える手術で、卵管が傷んで不妊症となっている人に対して有効な治療法で、体外受精しか妊娠の方法がないとされた人でも、自然妊娠をする患者は少なくない。体外受精や顕微授精などの高度不妊治療が必要となった場合には、一般不妊治療と同様、患者の希望を聞いたうえで、話し合いを大切にし、納得してもらえるまで十分に説明をし、そのなかでよりよい治療法を選択している。また治療についての理解、不安や疑問を解消してもらうよう、各種カウンセリングや体外受精教室などを実施している。
体外受精の際の重要なステップである胚移植には、成功率を高める「シート法(SEET)」や「二段階胚移植」がある。「シート法(SEET)」は同クリニックが開発し、国内およびアメリカ生殖医療学会に論文発表したもので、医療特許を取得した(特許出願番号08-527756)。現在、様々な病院で採用され、体外受精の成功率を上げている。また「二段階胚移植」は同クリニックが野田洋一教授(当時:滋賀医科大学教授)と協同考案したもので、1個胚移植で繰り返し良い結果を得ることができない場合に勧めている。「シート法(SEET)」、「二段階胚移植」以外にも、反復不成功例の場合には、受精卵を卵管内に移植する「ジフト法(ZIFT)」を提案することもある。他にも精子を超高倍率で選別する「IMSI」、TECS装置を使用した「揺動培養」を行うなど、困難な不妊症に対応するために、最新の医療技術を導入して成果を上げている。また、妊娠は成立するものの、流産を繰り返す不育症に対する治療も行っている。男性不妊では、神戸大学等と密接に連携し、高いレベルの治療を提供している。高度の男性因子の場合は「micro-TESE」による精巣精子回収、顕微授精治療を行っている。これらの治療以外にも同クリニックでは、不妊体質改善によい様々な取り組みを導入し、例えば、アロマテラピー、ヨガ教室、スマイルビクスなどでは血行促進、体内のバランス調整、リラックス効果が期待でき、レーザー治療や鍼灸療法・漢方では、血行改善、新陳代謝の活性化を促すことで、卵子の質の向上、子宮内膜の増加などが期待できる。最新の治療方法はもちろん、最新の培養技術、高度先端医療機器の導入、不妊体質の改善方法など、不妊に少しでもよい機器はできる限り揃え、それらの総合力で患者を心身ともにサポートしている。
「卵管鏡下卵管形成手術(FT)」…円筒状の伸長性バルーンカテーテルとその内側に、直径1mm位の細さのカメラを組み込んだシステムで、卵管内腔を直接観察しながら治療。
「シート法(SEET)」…胚盤胞を移植する3日前に、胚を培養した後の培養液を、移植用のカテーテルを用い子宮内に注入する方法。
「二段階胚移植」…従来の体外受精と同様に、4細胞期の受精卵1個ないし2個を子宮の中に戻す。この受精卵が信号を送り子宮は着床の準備を始める。残りの受精卵は体外でさらに培養し、胚盤胞となったところで、着床の準備が整った子宮の中へ移植する方法。
「ジフト法(ZIFT)」…腹腔鏡を用いて、受精卵を本来の居場所である卵管内に移植する治療方法。
「IMSI」…400倍の医療用顕微鏡でなく、6,300倍の顕微鏡を用いることで、精子頭部の小さな空胞を確認することが可能で、より良好な精子の選別をすることが可能である。
「micro-TESE」…顕微鏡下で精巣組織を観察し、よりよい状態の精細管を選別して採取する方法で、採取した精細管を細かく切り刻み、精細管の中から出てきた精子を顕微鏡下で探し出す。

医師プロフィール

1985年 島根医科大学を卒業と同時に京都大学産婦人科入局
1994年 医学博士(京都大学)
1994年 神戸市立中央市民病院に勤務
2000年3月 英ウイメンズクリニック(たるみクリニック)開設
2004年4月 英ウイメンズクリニック(さんのみやクリニック)開設