小川洋 医師 (おがわひろし)

福島県立医科大学 会津医療センター附属病院

福島県会津若松市河東町谷沢字前田21-2

  • 耳鼻咽喉科
  • 教授

耳鼻咽喉科

専門

慢性中耳炎、真珠腫中耳炎 、慢性副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎

小川洋

耳科領域のエキスパートである小川洋医師は、慢性中耳炎・真珠腫中耳炎への手術治療のみならず、鼻科領域、慢性副鼻腔炎・鼻中隔彎曲症・難治性アレルギー性鼻炎に対する手術療法なども得意としている。鼓室形成術や、アブミ骨手術、鼓膜形成術など、さまざまな術式で対応。福島県における人工内耳医療を立ち上げ、2例目以降すべての症例の執刀に関わる。2013年5月に開設した福島県立医科大学会津医療センター教授を勤める。

診療内容

小川医師は、福島県立医科大学附属病院時代から側頭骨領域の疾患と向き合い、年間50~60件程度の手術を行ってきた。具体的には、真珠腫性中耳炎及び慢性中耳炎に対する鼓膜形成術・顔面神経減荷術・内耳窓閉鎖術・アブミ骨手術・外耳道閉鎖症に対する外耳道形成術・外耳道悪性腫瘍に対する側頭骨外側摘出術・人工内耳埋め込み術等である。そのうち80%が真珠腫性中耳炎への施術となっており、これまでに手がけた真珠腫に対する手術は400件にも及ぶ。真珠腫に対する治療は全身麻酔下での耳後切開が基本手術であるが、病態に応じて耳内切開も取り入れている。また、内視鏡を併用し、真珠腫の遺残の確認など丁寧に行なっている。手術の基本方針として、小児に対してはcanal wall up法の段階的鼓室形成術を行い、成人に対してはcanal wall up, canal wall downにとらわれずできるだけ一期的手術を心がけている。単純穿孔に対する鼓膜形成術は局所麻酔下で行うが、日帰りではなく二泊三日の手術を基本にしている。このように、患者の病態に則した手術・治療方法を選択し、それぞれの身体的負担や予後にも配慮した細やかな対応を行っている。福島県における人工内耳医療を立ち上げ、二例目以降会津医療センター赴任までの期間すべての症例の執刀に関わってきた。平成26年からは会津医療センターにおいて成人例に人工内耳手術を開始している。またBAHA(埋め込み型骨導補聴器)手術は平成26年11月から開始し、現在まで4名に対して手術を施行している。
側頭骨疾患(聴神経腫瘍を除く)においては、福島県で最も多い症例を手掛ける医師であり、様々な角度から手術手技を展開できる国内屈指のスペシャリストと言えよう。
これらの厚い実績により、2013年5月に開設した同大学会津医療センター教授を務めている。センター開設に当たって、小川医師は「手術療法を中心に地域のニーズに応えられるような医療を行っていきたいと考えています。福島県立医科大学との連携はもとより竹田綜合病院、会津中央病院をはじめとする会津地区の病院との連携を取りながら会津地区全体の耳鼻咽喉科医療に貢献したいと考えています」(会津医療センターHPより)と語っている。

医師プロフィール

1988年5月 白河厚生総合病院
1988年11月 済生会福島総合病院
1989年1月 福島県立医科大学(附属病院)耳鼻咽喉科
1991年4月 松村総合病院
1992年4月 福島県立医科大学(附属病院)耳鼻咽喉科
1993年4月 福島赤十字病院
1994年3月 福島県立医科大学(附属病院)耳鼻咽喉科
1998年4月 福島県立医科大学耳鼻咽喉科学講座 講師
2006年4月 福島県立医科大学耳鼻咽喉科学講座 助教授
2007年4月 福島県立医科大学耳鼻咽喉科学講座 准教授
2011年6月 福島県立医科大学会津医療センター準備室教授
2011年6月 会津総合病院
2013年5月 福島県立医科大学会津医療センター耳鼻咽喉科学講座 教授