田中康広 医師 (たなかやすひろ)

獨協医科大学 越谷病院

埼玉県越谷市南越谷2-1-50

  • 耳鼻咽喉科
  • 診療部長、教授

耳鼻咽喉科

専門

真珠腫性中耳炎、癒着性中耳炎、耳硬化症

田中康広

田中康広医師は、耳鼻咽喉科学発祥の地といわれる慈恵医大で薫陶を受けてきた。43歳の若さで同院耳鼻咽喉科の主任教授に就任し、現在も主任教授兼診療部長として耳鼻咽喉科領域全般をカバーし、質の高い医療を提供。地域への貢献のみならず、全国的にも高水準の臨床技術を展開している。田中医師が専門の耳科領域で特筆すべきは、癒着性中耳炎や真珠腫性中耳炎に対する外耳道後壁を保存する鼓室形成術と軟骨を用いた鼓膜形成術。聴力改善においても良好な成績を収めるなど、患者の生活の質が上がるよう最善を尽くしている。

診療内容

田中医師は現在までに、慢性中耳炎や中耳真珠腫をはじめとする中耳疾患に対して1,000例を超す手術を施行してきた。
真珠腫性中耳炎に対する手術に関しては、日本における耳鼻咽喉科学発祥の地といわれる慈恵医大の森山名誉教授より直接指導を受けたという経歴を持つ。その影響により、殆どの症例において外耳道後壁保存型鼓室形成術を施行している。これは術後のトラブルが少なく、手入れの必要が少ないという利点がある。また、聴力改善に関してはアブミ骨が残存している場合は70%以上の成功率が確認されている。近年では、真珠腫性中耳炎や癒着性中耳炎の難治症例に対しては、自己の耳介軟骨を使用したCartilage tympanoplastyという療法を行うことによって、良好な成績を収めている。真珠腫性中耳炎や癒着性中耳炎に対する鼓室形成術だけでなく、耳硬化症に対するテフロンピストンワイヤーを用いたアブミ骨手術を行い、90%以上の症例で、ほぼ正常に近く聴力は改善している。さらに、最近ではアブミ骨手術の際に炭酸ガスレーザーを用いることにより、術後めまいの発症を極力抑えるよう患者負担の少ない手術を心掛けている。両側高度感音難聴に対する人工内耳埋込み術なども専門とし、手術治療を行う。
教育に関しても、毎年慈恵医大で行われている耳の手術研修会においてインストラクターを務めるなど、若手医師の育成にも力を注いでいる。2008年、2014年および2015年の日本耳科学会においては慢性中耳炎に対する鼓膜形成術のセミナーを、2016年の日本耳鼻咽喉科学会では真珠腫性中耳炎に対する鼓室形成術のセミナーを担当したという実績を持つ田中医師。紛れもなく、日本屈指の中耳炎専門医である。

医師プロフィール

1992年 東京慈恵会医科大学 卒業
1994年 東京慈恵会医科大学耳鼻咽喉科学講座医員
1996年 東京共済病院へ派遣
1998年 東京慈恵会医科大学耳鼻咽喉科学講座復帰
1999年 米国ハーバード大学ダナ・ファーバー癌研究所留学
2001年 同上より帰国
2001年 東京慈恵会医科大学耳鼻咽喉科学講座復帰
2004年 東京慈恵会医科大学耳鼻咽喉科学講座講師
2011年 獨協医科大学越谷病院耳鼻咽喉科学教室主任教授