髙橋姿 医師 (たかはしすがた)

耳鼻咽喉科

専門

側頭骨外科、聴力改善手術、小脳橋角部腫瘍、聴覚中枢、中耳炎

髙橋姿

髙橋姿医師は、耳鼻咽喉科領域の外科疾患治療、耳科手術、滲出性中耳炎などの病理病態学・疫学的研究、基礎的研究などの研鑽を積んだ後、新領域として頭蓋底外科、特に小脳橋角部腫瘍手術の研修を国内外で受けた。新潟大学教授就任後も、同手術や深部の錐体部腫瘍の手術に積極的に取り組み、耳の外科から側頭骨外科、頭蓋底外科へと対応領域を拡大。現在まで聴神経腫瘍手術を90例実施、さらに重度難聴者に対する人工内耳手術を2000年より開始し、現在まで成人39例、小児36例を実施している。

2014年2月1日より第15代新潟大学長に就任。診療を休止。

診療内容

新潟大学医歯学総合病院耳鼻咽喉科では、耳疾患、めまい、顔面神経麻痺、鼻疾患、口腔・咽頭・喉頭疾患、先天性奇形、顔面・口腔・咽頭・喉頭・頸部の腫瘍、音声障害、嚥下障害、睡眠時呼吸障害、言語発達遅滞などの診断と治療を行う。
中耳真珠腫に対しては鼓室形成術に乳突充填術を併用し、その成績は世界でもトップクラス。さらに、耳小骨連鎖再建術を工夫して聴力改善も図っている。また、聴神経腫瘍に対しては、難聴、耳鳴りで発症する聴神経腫瘍の早期発見と侵襲の少ない腫瘍の完全摘出手術を実施している。脳と眼を除いた頸から上の頭頸部領域の悪性腫瘍(がん)に対しても積極的に取り組む。頭頸部悪性腫瘍に対しては、血管吻合を含む再建外科を導入した手術・放射線・化学療法を組み合わせた集学的治療を実施。同科では、1986年から、新潟県頭頸部悪性腫瘍登録制度を立ち上げ、県内の悪性腫瘍発生状況を把握してきた。単に臨床統計を取るだけでなく、治療成績を比較検討することで、治療の標準化、成績向上に努めている。
同科の担当領域には、聴こえの障害、めまい・乗り物酔いの平衡障害、味・においの障害等の感覚器の領域も含まれる。生命には直接係わる病気は少ないものの、生活の質(QOL)を著しく損なう病気が多数存在するため、それぞれ特殊外来を設定。耳鼻咽喉科の代表的疾患である副鼻腔炎(蓄膿症)に対しては、ナビゲーションシステムを用いた内視鏡下手術により安全で侵襲の少ない手術、高度聴覚障害者に対して人工内耳の手術を行っている。

医師プロフィール

1976年3月 新潟大学 卒業
1987年4月 新潟大学医学部附属病院講師
1991年1月 新潟大学学位記 博士(医学)
1995年1月 聖マリアンナ医科大学助教授
1998年3月 新潟大学医学部教授
2001年4月 新潟大学大学院医歯学総合研究科教授
2010年2月 新潟大学医学部長、医歯学系長
2011年4月 新潟大学大学院医歯学総合研究科長(~24年1月,25年4月~26年1月)
2014年2月 国立大学法人新潟大学長(現在に至る)