山田享弘 医師 (やまだたかひろ)

金匱会診療所

東京都中央区八重洲1-6-2 八重洲1丁目ビル4F

  • 東洋医学漢方専門
  • 所長

東洋医学 アレルギー科 内科

専門

漢方全般、アトピー性皮膚炎、気管支喘息などアレルギー疾患、関節リウマチなど疼痛性疾患、婦人科疾患等

山田享弘

山田享弘医師は日本の代表的漢方医療施設を率い、東洋医学会の指導的立場にある。日本漢方の伝統的な手法に則った診療を行い、品質の高い生薬で湯液中心のオーダーメイド治療を行っている。漢方的診断である「証」を正しく決定するため必ず脈や腹を診る。安全安心を第一に考え、できる限り国産の生薬にこだわり、残留農薬や重金属の試験をクリアした生薬のみを使用。撰品にあたっては科学的な分析は当然として、伝統伝承も大切に考え古典を熟読し、鮮度・味・匂い・色調・充実度・潤いなども重視している。

診療内容

近年、生活・環境・食事の変化や複雑な人間関係、その他各種ストレスの増加により、疾患の原因を特定しにくい病気が増えている。難治性である場合も少なくない。「西洋医学では病気に対して検査を行い、原因を調べ、治療方針や薬を決定します。これに対して漢方医学では、独特な概念(気・血・水・陰陽・表裏・寒熱など)に基づき、伝統的な手法(脈・舌・腹診など)によって診断を行い、薬の処方を決定するので、現代医学で病名や病因がはっきりしない場合でも治療を施すことができます」と山田医師は言う。「病気になる前の状態(未病)でも薬を選択することができ、健康維持に役立つのも漢方ならではの特徴です。これから高齢化社会を迎える日本にとって、先人が残してくれた大切な智恵である漢方がますます重要な役割を果たすと思われます」
診察は患者が診察室に入った時点から始まっている「見た目の印象や顔色を診ることを視診といいます。次いで症状を尋ねる問診を行います。同時に聞診といって声の大きさやトーンなどからも処方を考えます。それから診察台の上に横になっていただき、腹診と舌診を行います。また両手首のところで脈を診ます。これが脈診です」漢方医学では,冷え症は気血水の不調和によると考える。「気鬱やお血、水毒などにより冷えは起こると考えます。血、水は気の主導によってめぐっているため、気の巡りが悪い気鬱の状態は冷えを起こすのです。女性ではとくにお血(血行不良)が重要になります」冷えによって発現する病気や症状は月経困難症、下痢、便秘、腹痛、頭痛、腰痛、肩こり、頻尿など多岐に渡る「治療としては漢方の診察法で気血水の異状を診断し、漢方薬(気剤、利水剤、駆お血剤)によって気血水のバランスを整えます。同時に補剤(参耆剤)により体力や抵抗力を養ったり、人参剤で胃腸の機能を高めたり、附子剤により新陳代謝を亢進させて体を温めたりします」よく処方されるのは当帰芍薬散(四肢の冷え、貧血、動悸、めまい、月経異常)、当帰四逆加呉茱萸生姜(四肢の強い冷え、凍傷、頭痛、下腹部痛)、加味逍遥散(冷えのぼせ、不眠、不安感、いらいら、肩こり)、苓姜朮甘湯(腰から下肢の冷え・痛み)、人参湯(胃の冷え、胃痛、下痢、食欲不振、頻尿)、真武湯(腹の冷え、下痢、めまい)などである「冷えから体を守るために、日頃からの注意も大切です。直接身体を冷やさなくてもストレスによる心身の緊張は血管収縮をおこし、末梢神経障害による冷えを引き起こします。ストレスをためないよう心がけましょう」と山田医師はアドバイスする。

医師プロフィール

1981年3月 東京医科大学 卒業
1981年4月 同愛記念病院内科研修医
1987年3月 東京医科大学医学博士取得
1987年4月 医療法人社団金匱会診療所にて漢方治療を始める