野村昌良 医師 (のむらまさよし)

亀田総合病院

千葉県鴨川市東町929

  • ウロギネコロジーセンターウロギネ外来(骨盤臓器脱・女性尿もれ外来)
  • センター長

婦人科 泌尿器科

専門

ウロギネコロジー(泌尿器科と婦人科の中間にあたる分野:骨盤臓器脱、尿失禁)<br>
排尿障害(間質性膀胱炎、過活動膀胱など)

野村昌良

野村昌良医師は、日本ではまだ数少ないウロギネコロジー専門医であり女性泌尿器の名医。大学病院在任中から、一貫してウロギネコロジー疾患の治療に取り組んできた。泌尿器科と婦人科の両方の分野への豊富な経験と実績が野村医師の実力を裏付ける。これまでに1900例以上のメッシュ手術、400例以上の尿失禁手術、300例の膀胱水圧拡張手術を経験しており、日本でも屈指の症例数を誇っている。現在では骨盤臓器脱治療や尿漏れ治療などの悩みを抱える女性に向けたサイト「Urogyneネット(Urogynenet.com/WP/)」を運営し、メールでの相談を受け付けている。このほか「ウロギネ通信」を発行するなど、ウロギネコロジーの周知・理解のために幅広い活動を行っている。

診療内容

ウロギネコロジー(Urogynecology)とは、ウロ(Urology:泌尿器科)とギネ(Gynecology:婦人科)を合わせた造語。女性特有の疾患である骨盤臓器脱は単に子宮脱と呼ばれることも多く婦人科の病気と思われがちだが、実は最も多く下垂してくる臓器は膀胱(膀胱瘤)。「そのため頻尿や尿もれ等のトラブルが多くみられ、婦人科だけでなく泌尿器科的アプローチも必要。誰にも相談できないと悩み、症状が進む前に気軽に相談してほしい」(野村医師)。
骨盤臓器脱は、膀胱や子宮直腸などが下垂して腟から出てくる症状であり、TVM手術(メッシュ手術)が有効。手術用の糸で織ったメッシュを膀胱や直腸に張り付けて、下がる臓器をメッシュで支える。メッシュをハンモックと考えて、そのハンモックで下がる臓器を押し上げるイメージをすると分かりやすい。「手術自体は難しいものではないが、手順が多いために熟練した技術が求められる」(野村医師)。
尿失禁(尿もれ)は女性に非常に多くみられるが、これには切迫性尿失禁と腹圧性尿失禁といった種類がある。切迫性は膀胱が不安定な状態なので、薬で安定させる治療をおこなう。腹圧性には、尿道を支える筋肉(骨盤底筋)を強くする骨盤底筋体操や、安全性の高い中部尿道スリング手術(TVT手術/TOT手術)が主流となっている。中部尿道スリング手術は腟の壁を1㎝ほど切開し、テープを入れて尿道を支えるというもの。手術時間は15分程度で、手術の翌日か2日後には退院できる。この手術によって、完治する人と大幅に改善する人を合わせると90%。手術は30代から80代まで可能である。
このような婦人泌尿器系の疾患は女性のQOL(生活の質)を著しく低下させることは言うまでもない。日常生活を取り戻すためにも、疾患の認知度向上と治療技術発展に寄与することを目指しているという。

医師プロフィール

1993年3月 産業医科大学 卒業
1993年5月 産業医科大学 臨床研修医
1994年3月 福島労災病院 
1997年1月 産業医科大学 専門修練医
1997年4月 産業医科大学 大学院医学研究科
2000年 医学博士取得
2000年4月 ロックフェラー大学神経生物学&行動学
2003年4月 産業医科大学 助手
2006年4月 産業医科大学 助教
2008年4月 九州労災病院 副部長
2009年4月 亀田メディカルセンター 産婦人科部長代理(ウロギネ副センター長)として着任
2010年5月 亀田メディカルセンター 産婦人科部長代理・ウロギネセンター長 兼務
2010年7月 亀田メディカルセンター 産婦人科部長代理・ウロギネコロジーセンター長 兼務

「女性泌尿器(尿失禁)」を専門とする医師