山本晴義 医師 (やまもとはるよし)

労働者健康安全機構 横浜労災病院

神奈川県横浜市港北区小机町3211

  • 勤労者メンタルヘルスセンター
  • センター長

心療内科 内科

専門

うつ病

山本晴義

日本産業ストレス学会の理事を務める勤労者の心の病気のエキスパート。心療内科医として、うつ病を含む勤労者のストレス病に関する啓発・予防・治療・リハビリに精力的に取り組んでいる。数多くの著作や講演を通じて、現代のストレス社会の中でも生き生きと過ごすためのヒントを伝授する。また、その日のストレスをその日のうちに解消する「ストレス一日決算主義」を提唱し、ストレスを翌日に持ち込まない生き方を自らも実践。全世界の勤労者から毎年7,000件以上のメール相談が寄せられる。

診療内容

同センターは、勤労者のストレス病の予防と早期発見・早期対策を支援し、心と身体の健康づくりを目的とした専門機関。勤労者の心の健康に関する啓発・予防・治療・リハビリの全てを行っており、メンタルヘルス対策やストレスマネジメントをテーマにしたさまざまなプログラムを提供している。
カウンセリング・心理相談では、人間関係の悩み、不安、家族の問題などについてカウンセラーと話し合いながら問題を整理し、対処方法などについて一緒に考えていく。治療が完了した後には、産業医・産業保健スタッフ・人事労務担当者等と連携し、職場復帰支援についての指導・助言を行う。また、勤労者、企業、医療従事者、一般市民などを対象にした講習を実施しているほか、心療内科医や臨床心理士が講師になり、ほぼ毎週セミナーを開催。「家族のための復職支援グループでは、参加者がそれぞれの経験や知恵、苦労を共有し、休職者・復職者をサポートする方法を学ぶ。「勤労者のメンタルヘルス対策」では、勤労者のセルフケアと職場のラインケアをテーマに、予防の視点からメンタルヘルス対策を考えていく。体験型セミナーとしては「聴きあいコミュニケーション」として、人間関係が豊かになる話し方・聴き方について体験を通して学ぶほか「コラージュ・ワーク」などの芸術療法も取り入れている。希望や必要がある場合には、心理テストを使って心身の健康状態や自覚症状、現在のストレス度、対人関係の特徴、性格傾向などを客観的に捉え、自分自身についての理解を深める。インターネットを用いた勤労者のためのメンタルヘルスチェックシステム“メンタルろうさい”を開発し、ストレスチェック義務化法案に備えている。
さらに、ヒーリング&リラクセーションとして、各種リラクセーション機器を完備し、心身をゆっくりと癒す環境を整えている。その日のストレスをその日のうちに解消する「ストレス一日決算主義」を推奨している山本医師。ストレスを溜めないためには、毎日の生活の中で、運動、労働、睡眠、休養、食事の5本柱を正常に保つことが重要なポイントとなる。毎日早く起きる習慣をつけ1日15分は仕事から離れて運動し、ゆっくりと入浴を楽しむなど十分な休養をとることが大切だ。食事の基本は「なんといっても三食ちゃんと食べること」だという。
それでもストレス解消ができない時は、一人で抱えこまずに専門家に相談しよう。同センターでは「勤労者こころのメール相談」を開設しており、無料で利用することができる。メール相談は山本医師が担当し、全てのメールに対して原則24時間以内に返信している。2014年度には、世界中の勤労者とその家族から送られてきた8514件のメール相談に答えた実績がある。メール相談では診断や治療をすることはできないが、話を聞き、必要に応じて専門的な医療機関への橋渡しを行う。「精神的に苦しんでいる方がメールを書くことによって、自分で自分を癒す効果がある」といい、実際に多くの人が山本医師とメールをすることで心の安定を得ている。

医師プロフィール

1972年 東北大学医学部 卒業
1976年 東北大学医学部心療内科助手
1981年 (医療法人)呉羽総合病院心療内科部長
1982年 (医療法人財団)梅田病院院長
1991年 労働福祉事業団 横浜労災病院心療内科部長
2003年 横浜労災病院勤労者メンタルヘルスセンター長(専任)

「うつ病」を専門とする医師