加藤正 医師 (かとうただし)

あらたま こころのクリニック

愛知県名古屋市瑞穂区洲山町1-49

  • 院長

精神科 内科

専門

うつ病、パニック障害、社会不安障害、摂食障害、アルコール依存症、不眠症

加藤正

精神科医となって30年。うつ病、パニック障害、社会不安障害など、心の問題をケアするプロフェッショナル。「患者自身が治療者になることが大切」ということを中心に掲げ、たとえば薬物療法は、必要がなくなった時点でさっとやめられるようにし、薬だけに依存しない治療を得意とする。そして患者の自己治癒力・自己効力感を高めるようチーム医療を取り入れているのも特徴である。最終的には患者自身が症状のセルフコントロールを習得し、病気と対峙することを目標として治療する。

診療内容

「私たちは絶対に患者さんを薬漬けにはしません」最初に、加藤医師は力強くそう言う。本当に薬が必要な人にだけ、最新の医学情報を根拠に、適切・最小限・依存になりにくい薬を処方するのが同クリニックの方針と言う。
「たとえば病気が治り薬を止めてもいい状態になれば、服用を終了できるような薬、そして依存性の少ない薬を選んで処方するように努力しています。こういうことは本来は当たり前におこなわれるべきなのですが、どうも現実はそうはいっていないようです」
同クリニックでは、さまざまな依存症の治療もおこなっているため、処方薬依存の怖さを知っている。だからこそ、薬の処方について特に力を注いで対処している。
「もちろん、薬物療法は有効です。ですから薬物療法についても怠ることなく、最新の医学情報を集めるよう努力しております」(加藤医師)
これはとても重要な考え方で、やみくもに薬を処方して薬漬けにするのも良くなく、逆に薬をいっさい否定して、有効な薬すら遠ざけてしまうのもよくない。どちらの良さも、悪さも、よく理解して「適切な使い分け」をするのが、加藤医師のやり方である。
中国のことわざで「人に魚を与えれば、その日は空腹にならずに過ごせる。でも魚の取り方を教えれば、 その人は一生過ごしていける」とあるが、同様の考え方から来ているもの。たとえば、パニック障害で悩んでいる人が薬を服用することで発作がいったん収まったとしても、今度は薬を持ち歩かないと不安で、電車や人ごみに入っていけなくなるようなことがある。
「このような場合、 患者さんは治ったとは実感できないと思います。発作が起きても大丈夫、自分でなんとかコントロールできる、 と思えることが大事なのです。これは自己効力感と言われるもので、時間と手間はかかるかも知れませんが、現在ではいろいろな治療法があったり、 テクニックが実践されていたりします。薬のように、与えられているもの( = 魚)ではなく、自分の身についたものですから、 一度覚えれば薬がなくても実践でき、自信が持てます。これが魚の釣り方、です」(加藤医師)
実際に同クリニックでは認知行動療法など、ストレスのかかる出来事に対して、自分自身で感情をコントロールしていく技術を身につける治療法を積極的に取り入れている。
「ネガティブな感情から逃げることなく、向き合っていくことができるようになれば、うつという迷路に入ることもなく、出口に向かうことができるのです」
その方法を認知行動療法によって身につけてもらうことが大切だと加藤同医師は言う。
「それからもうひとつ大切なのが、チーム医療です。治療法はひとつだけではありません。患者さんと話し合いながら、いろいろな治療法を組み合わせて進めていくため、医師だけではなく、看護師、臨床心理士、精神保健福祉士、作業療法士などのスタッフが一丸となり、患者さんを支えていくのです」(加藤医師)
うつ病は、迷路に入り込んでしまうと本当に大変だ。しかし、その迷路から脱出する道しるべをつけてくれるのが加藤医師である。そして重要なのは出口まで連れて行ったら、そこでおしまいというわけではなく、再び迷路に入りそうになっても、自分で出口を探すことができるような技術を身につけさせてくれる。魚を与えてくれるのではなく、釣り方を教えてくれるのだ。

医師プロフィール

1982年 名古屋市立大学医学部 卒業
1984年 岐阜県立多治見病院精神科
1988年 名古屋市立大学病院臨床研究医
1991年 八事病院
1991年 あらたまメンタルクリニック 開業
2004年 医療法人和心会あらたまこころのクリニック 現在の場所に移転

「うつ病」を専門とする医師