市村正一 医師 (いちむらしょういち)

杏林大学医学部付属病院

東京都三鷹市新川6-20-2

  • 整形外科
  • 教授

整形外科 外科

専門

脊椎・脊髄疾患、骨代謝性疾患(骨粗鬆症)

市村正一

市村正一医師は、日本脊椎脊髄病学会の認定する脊椎脊髄外科指導医であり、一般向けや医療従事者向けの学会の頚椎疾患に関するガイドブックやガイドラインの策定にも参加。外来センターとして開設された脊髄・脊椎外科センターの責任者を務め、最先端の脊椎・脊髄疾患の診察と治療にあたっている。同科では、高齢化社会を迎えて注目されている骨粗鬆症の専門外来を開設。骨密度測定や骨代謝マーカーを使用した最新の診療を実施するほか、啓蒙活動として一般市民に対する公開講座などを開催している。

診療内容

脊椎・脊髄外科センターでは、日本脊椎脊髄病学会の認定する脊椎脊髄外科指導医が、他科との協力により、脊椎・脊髄疾患の診察と治療にあたっている。近年の脊椎・脊髄外科治療の進歩の結果、術後早期のリハビリと社会復帰が可能となった。そのひとつに金属を用いたインスツルメンテーション手術があり、腰部脊柱管狭窄症や脊柱変形など適応症例には積極的に行っている。このためハード面でも最先端の手術中CTナビゲーションシステムを導入し、手術が安全に行えるようにした。
腰椎椎間板ヘルニアに対しては内視鏡手術を導入してきたがこれまで約400例を経験している。現在は、内視鏡手術を腰部脊柱管狭窄症にも適応を拡大している。また、脊髄腫瘍の摘出術や、頚椎や胸椎の靭帯骨化症などでは手術が安全に行えるように、術中に電気診断を用いた脊髄モニタリングを実施している。
同センターでは、骨粗鬆症性の椎体圧迫骨折で、骨折の治癒が遅れたり、神経麻痺が生じたりする場合、インスツルメンテーション手術や椎体形成術を積極的に行っている。特に保存療法で効果がない場合、バルーン状の手術器具を使用して椎体に骨セメントを充填する、バルーンカイフォプラスティという新しい治療法も実施。傷口は左右2ヵ所、0.5cmぐらいで、出血もほとんどなく、手術翌日から歩くことができる。
同科では、高齢化社会を迎えて注目されている骨粗鬆症の専門外来を開設。骨密度測定や骨代謝マーカーを使用した最新の診療を実施するほか、啓蒙活動として、一般市民に対する公開講座などを開催している。骨骨粗鬆症患者に対する主な薬物治療としては、ビスフォスフォネート、ラロキシフェン、デノスマブなど骨吸収抑制剤、新規のビタミンD製剤、さらには骨形成を刺激するPTH製剤(テリパラチド)など、個々の症例に最適な治療を目指している。

医師プロフィール

1980年 3月 慶應義塾大学医学部 卒業
1980年11月 慶応義塾大学医学部整形外科研修医
1982年11月 慶應義塾大学医学部整形外科助手専修医
1986年11月 慶應義塾大学医学部整形外科助手(医学部整形外科学)
1987年 1月 東京都立松沢病院出向
1990年 1月 国立療養所東埼玉病院出向
1993年 1月 慶応義塾大学整形外科助手(医学部整形外科)
1994年 7月 米国ワシントン大学へsenior fellowとして留学
1997年10月 慶應義塾大学医学部整形外科医長
1998年 7月 防衛医科大学校整形外科講師
2003年 4月 杏林大学医学部整形外科准教授
2009年10月 杏林大学医学部整形外科臨床教授
2011年 4月 杏林大学医学部整形外科教授