吉田俊秀 医師 (よしだとしひで)

島原病院

京都府京都市下京区小坂町7-4

  • 肥満・糖尿病センター
  • センター長

内分泌科・糖尿病 循環器科 内分泌内科

専門

肥満症・糖尿病

吉田俊秀

吉田俊秀医師は、肥満および糖尿病の専門医として長年の実績をもち、特に高度肥満症治療を得意としている。自ら考案した「食前キャベツダイエット」とストレスマネジメント療法、さらには肥満遺伝子診断を組み合わせたテーラーメイド型食事指導を管理栄養士と協力して行い、日本一の減量成功率93%を達成している。各種メディアで「日本のカリスマ医師10人の一人」「メタボ治療最高の名医」「医師がすすめる最高の名医」として紹介されることも多い。京都府立医科大学客員教授でもある。

診療内容

吉田医師は、30年以上にわたり糖尿病と肥満症の専門医として、肥満症だけでも5,000例以上の患者を診療してきたベテラン医師である。その評判は海を越え、現在では米国やカナダからも、日本人肥満症患者が1週間の休暇をとって病院を訪れることもある。
吉田医師が30数年前、京都で肥満外来を立ち上げた当時は、ダイエット=カロリー制限が基本であったため、栄養士に低カロリーメニューを依頼して指導していたという。男性1,500kcal、女性1,200kcalで痩せると言われるが、実際のところ、これだけで痩せられる人はほとんどいない。カロリーを制限すると日々の食事が物足りなく感じられ、ストレスになるからである。その結果として長続きせず、リバウンドを繰り返してしまう…このジレンマを解消すべく、吉田医師が試行錯誤を繰り返して考案したのが、リバウンドしにくい「食前キャベツダイエット」である。
このダイエット法は生キャベツを食前に食べることで満腹中枢を刺激し、無理なく自然に食欲をコントロールするもの。タンパク質も摂るよう指導するため、筋肉も維持できる。ビタミンCによる美肌効果のほか、便秘やドロドロ血液解消などの効果も期待できる。現在、吉田医師は管理栄養士とのチーム医療体制で本ダイエット法をはじめとする治療・指導を行い、実に93%もの患者の減量に成功している。
吉田医師の肥満治療の特徴は、栄養指導前に医師が患者に痩せるための動機付けをしっかり行うことから始まる。まずストレスがないかをヒアリングし、可能であればポジティブ思考でストレスを取り除く努力を行う。過食・過飲酒の原因は、日常的なストレスが原因となっているケースが多いからである。
「話を聞くにはもちろん時間がかかります。しかしゆっくり聞いてストレスの原因を聞きだし、これを取り除かなければ、減量に取り組もうと思う意欲自体が湧かないのです」と吉田医師は語る。
食事に関しては、減量中も空腹感を感じなくてすむように「食前キャベツダイエット」や、空腹時であれば夜中でも食べてもよい食べ物(コンニャク・大根・人参などをダシの素のみで炊いたものなど)を指導する。さらに基礎代謝量を測定し、必要に応じて肥満遺伝子診断に基づいた“守れば必ず痩せられる”テーラーメイド型食事量を決定している。決めた摂取量に基づき、どのようなものをどの程度食べるのかについて全体像を説明し、その後は管理栄養士がその料理法を具体的に指導していく。
再診時は医師からの指導(10分程度)と、管理栄養士からの指導(15分間程度)が繰り返される。多くの患者は3か月以内に5%以上の減量に成功し、肥満の合併症を取り除くことができ、病気のない肥満のみに改善できているという。その後は患者の希望により、さらに減量を続けるか、減量体重の維持に努めるかを話し合い、フォローが行われる。現時点では5年後の減量維持率は51%であり、最近2年間で見ると180名の肥満2型糖尿病患者のうち32名で糖尿病を正常化させることができたという。

医師プロフィール

1972年3月 京都府立医科大学卒業
1978年 医学博士
1981年 米国カリフォルニア大学(UCLA)・南カリフォルニア大学(USC)で、肥満治療及び肥満研究の権威であるBray教授に師事
1988年 京都府立医科大学講師
2000年 同大学助教授
2002年 同大学病院教授(内分泌・糖尿病・代謝内科)
2004年 同大学臨床教授、京都市立病院糖尿病・代謝内科部長・京都市立看護短期大学教授併任
2013年 医療法人親友会 島原病院 肥満・糖尿病センター センター長・京都府立医科大学客員教授併任

「肥満症」を専門とする医師