寺本民生 医師 (てらもとたみお)

寺本内科歯科クリニック

東京都文京区本郷5-25-13 スカイビジョンビル1F・2F

  • 内科
  • 院長

内科 内分泌科・糖尿病 代謝内科

専門

内分泌・代謝(脂質異常症)・動脈硬化

寺本民生

脂質異常症や動脈硬化、糖尿病などの生活習慣病全般を長く診療してきた寺本民生医師。現在も帝京大学の理事・名誉教授、臨床研究センター長を兼任するとともに、クリニックでは患者一人一人と向き合う診療を心がけている。診療の基本は、薬剤をむやみに使わず、まずは食事、運動などの生活習慣を改善すること。医師の指示通りに薬を使って生活指導に従うのではなく、生活を変えると何がどう改善するかを患者自ら実験的に試すことを勧め、医師と患者が二人三脚で治していく診療をめざす。

診療内容

寺本医師が内科院長を務めるクリニックのコンセプト「ライフスタイル・モディフィケーション」とは、生活習慣改善を意味する。高血圧、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病を治すためには、文字通り、生活自体を改善することが欠かせないからだ。寺本医師が大切にするのは、できる限り薬剤に頼らないことである。「病院に行けば薬をもらえる、と安易に考える人が多いのですが、まずは生活を変えることが第一です。薬よりも、食事や生活習慣全般を是正していく取り組みを積極的に行うべきだと思っています」。

生活習慣を変えても改善が見られない場合は薬物療法を行うが、悪玉のLDLを下げるためによく用いられるのはスタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)やエゼチミブ(小腸コレステロール トランスポーター阻害薬)、さらにエボロクマブやアリロクマブ(PCSK9阻害薬)のような新薬も続々開発されている。中性脂肪を下げる薬としてはフィブラートを使うことが多い。いずれの薬剤も効果が高く、LDLや中性脂肪を基準値内にコントロールしやすいという。

寺本医師は、脂質異常症を未然に防ぐ対策についても高い意識を持っている。脂質異常症を患う人の多いアメリカでは、マーガリンなどに多く含まれるトランス脂肪酸の含有量を表示するよう義務付けられているが、日本では国をあげての取り組みはなされていないことを寺本医師は危惧する。商品に含まれるトランス脂肪酸の量が多いかどうかが消費者にわからない状況について、寺本医師が日本動脈硬化学会理事長だった2015年、消費者庁長官に要望書を提出して義務化するよう訴えた経緯がある。これについて寺本医師は、「日本でも表示義務が課されるのは遠い将来ではないだろう」と話す。

なお、同クリニックは内科と歯科の2科からなり、内科は寺本民生医師、歯科は息子の寺本浩平医師が院長として診療にあたっている。歯科では外来だけでなく訪問診療にも力を入れており、地域密着型の医療をめざす。「糖尿病の患者さんには歯周病をもつ人が多く、反対に、歯周病がある人の中には糖尿病の患者さんも多いものです。このように、生活習慣を改善するためには、内科からのアプローチだけでは不足していて、歯周病や虫歯の状態も深くかかわってきます。この理念を軸に診療しようという思いからスタートしたクリニックです。内科と歯科を連携させることで、包括的な治療を実現していきます」

医師プロフィール

1973年 東京大学医学部医学科卒業、東京大学付属病院内科研修医
1975年 茨城県日立市日立総合病院、小平記念東京日立病院内科
1976年 東京大学付属病院内科第一内科医員
1980年 東京大学文部教官助手
1980年 米国シカゴ大学留学(Dr. G.S.Getzのもとで肝臓におけるアポ蛋白合成に関する研究に従事)
1984年 東京大学付属病院内科研修医
1990年 東京大学第一内科医局長
1991年 帝京大学第一内科助教授
1992年 東京大学第一内科非常勤講師兼務
1996年 広島大学第一内科非常勤講師兼務
1997年 帝京大学内科 教授
2001年 帝京大学内科主任教授
2010年 帝京大学医学部学部長
2013年 帝京大学 臨床研究センターセンター長
2013年 寺本内科・歯科クリニック内科院長

「糖尿病」を専門とする医師