清水克悦 医師 (しみずかつよし)

昭和大学病院

東京都品川区旗の台1-5-8

  • 脳神経外科
  • 准教授

脳神経外科 外科

専門

片側顔面痙攣、三叉神経痛、良性腫瘍(髄膜腫、聴神経腫瘍、下垂体腺腫ほか) 、頭蓋底腫瘍、脳血管障害、虚血耐性

清水克悦

清水克悦医師は、主に良性腫瘍(髄膜腫、下垂体腺腫、聴神経腫瘍など)、 頭蓋底腫瘍の手術治療、並びに顔面けいれん・三叉神経痛などの手術(微小血管減圧術)を担当し、鍵穴手術、頭蓋底手術手技を駆使した繊細な手術を得意としている。これらの手術は小さな開頭(鍵穴)から多数の神経や血管が集まる脳幹部を扱う手術で、高度な技術を必要とする。また特徴として、仰臥位の自然な体位のまま、しかも脳ベラで脳を圧排しない方法で、通常の手術に比べて脳への負担を極力排除した手術を行なっている。2006年に女優の高樹澪さんの片側顔面痙攣の手術を成功させたことでも知られる。

診療内容

清水医師は、良性腫瘍では、新たな症状を出さない手術をモットーに、患者一人一人にあったテイラーメイドの治療を心がけ、聴神経腫瘍を含めた頭蓋底腫瘍の治療では、手術+ガンマナイフ・サイバーナイフといった総合的な治療を行なってきた。また、耳鼻科・眼科・形成外科などと協力が必要な頭蓋底腫瘍の経験も豊富である。下垂体腫瘍では、小さいものに関しては内視鏡手術で摘出するが、海綿静脈洞や頭蓋内へ進展した腫瘍に関しては頭蓋底手術手技を用いた顕微鏡手術を組み合わせた治療が最善と考える。
微小血管減圧術に関しては、2011年に前施設で、平均追跡期間13.5年という長期の患者に対して満足度アンケート調査を施行した。有効回答総数154で、治癒率は顔面けいれんが86%、三叉神経痛82%であった。満足度では約70%以上の患者が、同病院の手術治療に対して10年以上たった時点でも100%の満足度をもっているという結果を得た。さらに80%以上の満足度を感じている割合は顔面けいれんでは87%、三叉神経痛では82%であった。これらの結果は過去の主要な文献的報告と比較しても同等以上の結果である。

◆モットー
「医学はscienceであるべきであり、近年EBMの概念とともにより普遍的なものになりつつあります。しかし、実際に患者さまに接し医学を実践する“医療”は、何時・誰が・何処で行っても常に同じ結果が出るはずのscienceではありません。“名医”という言葉の存在自体がそのことを証明しています。“医療”とは、人が人に提供するartです。患者さま一人一人が必要とする医療はみな異なります。最新医学に基づいた治療を、熟練した芸術的な匙加減でそれぞれの患者さまに実施してゆくことにより、はじめて理想的な医療が完成します。われわれは、最新医学に精通したscientistsであると同時に、個々の患者さまの訴え、苦しみ、病状を十分理解し、一人一人に理想の医療を提供できる真摯なartistsでありたいと思っております。」(清水医師)

◆手術に際して心がけている点
1.術前に自信がつくまで周到なイメージトレーニングをしておく
2.術中、これで大丈夫と満足している自分を常に疑う。
3.術前の症状を改善し、術後あらたな症状を出さない

◆診療中に心がけている点
1.まず患者さんの訴えを全て聞き安心していただく。
2.真摯な態度で患者さんに接し、最良の治療法を患者さんとともに探す

◆名医の条件
1.手術中に冷静かつ勇気をもって状況判断ができる
2.常に自分の知識・技術を向上させるべく努力している
3.命をあずけてくださる患者さんに常に感謝し、真摯である。

医師プロフィール

1961年 大阪市生まれ。灘高校卒業
1987年 慶應義塾大学医学部卒業、済生会宇都宮病院、静岡赤十字病院、慶應義塾大学脳神経外科で研修後
1996年 博士(医学)取得
1998年から米国North Carolina, WakeForest大学生理学教室留学(research associate)
2001年 国家公務員共済組合連合会立川病院脳神経外科医長
2003年 同部長
2012年 昭和大学医学部准教授

「片側顔面痙攣・三叉神経痛」を専門とする医師