仁木久照 医師 (にきひさてる)

聖マリアンナ医科大学病院

神奈川県川崎市宮前区菅生2-16-1

  • 整形外科
  • 主任教授、部長

整形外科 外科

専門

外反母趾、扁平足、リウマチ足、変形性足関節症,足部スポーツ外傷・障害

仁木久照

仁木久照医師は、病院では専門外来である「足の外来」をチーフとして率い、年間平均300例前後の手術を行う。外反母趾の治療には、装具、足底板、運動療法による保存療法を行い、効果が見られない場合は骨切りによる変形矯正を行う。手術の術式は、中等度から高度な変形であれば第1中足骨骨切り術、中足痛や有痛性ベンチを伴う場合は中足骨短縮術を併用する。学会発足時から足の外科学会の事務局を常設するなど、足の外科の発展に大いに寄与している。現在、足の外科学会の理事を務める。

診療内容

体を支える脊椎や四肢・関節に加え、これらを動かす神経や筋肉などの運動器を扱う同科。外来患者数1日平均250人、整形外科入院ベッド数114床、手術件数年間約1,638例、入院患者数年間約854人という大規模な整形外科の専門科だ。MRI3台、CT5台(ヘリカルCT2台)、骨塩定量(DEXA)、超音波エコー、骨シンチグラム、高圧酸素療法、手術用顕微鏡2台という豊富な設備を揃えているほか、救命救急センターを通じて外傷による緊急症例にも対応。日々の生活に深く関与する運動器疾患の治療を通じ、患者の生活の質の維持・向上を目指している。
専門外来である「足の外来」をチーフとして率いている仁木医師は、外反母趾、扁平足(後脛骨筋腱機能不全)のほか、外傷、スポーツ障害、先天性足部疾患、リウマチ足など、足の疾患全般の治療にあたっている。基本的な治療方針としては、足底板、装具、自宅でのリハビリテーション指導などの保存的治療を行い、良くならない場合には手術を行う。手術をする際には、早期退院・早期社会復帰を目指し、可能な限り関節鏡視下による侵襲が少ない手術や外固定期間の短縮可能な手術を選択している。さらに、日帰り手術での麻酔方法として神経刺激装置を用いた「膝下部神経ブロック」を導入し、効果的な麻酔効果と除痛範囲を得ている。
外反母趾に対しては、装具、足底板、運動療法による保存療法を行う。これらの効果が見られない場合には、骨切りによる変形矯正を行う。片側の手術の場合、入院期間は約1~2週間。手術の術式は関節の形態や変形の程度によって異なり、中等度から高度な変形であれば第1中足骨骨切り術、中足痛や有痛性ベンチを伴う場合は中足骨短縮術を併用する。
治療の際には「一人一人、時間をかけて丁寧に診察し、わかりやすく説明することを心がけています。そのため外来の待ち時間が長くなることをご了解ください」と言う仁木医師。その真摯な姿勢と技術の高さから多くの信頼を集めている。
最近では変形性足関節症に対して、人工関節置換術を積極的に行っている。従来の関節固定術より、足関節の動きを温存でき、患者満足度も高い。足部スポーツ外傷障害には、積極的に関節鏡手術で対応し、できる限り低侵襲で早期スポーツ復帰を目指している。

医師プロフィール

1984年 聖マリアンナ医科大学医学部 卒業
2015年4月 聖マリアンナ医科大学病院 主任教授、整形外科部長