
医師の紹介

診療内容
男性特有の前立腺は膀胱のすぐ下にあり、精液の一部を作っている。通常クルミほどの大きさだが、肥大すると尿道や膀胱を圧迫・刺激して、トイレの回数が増える、尿の勢いが弱く残尿感がつきまとうなど、排尿にかかわる障害を招く。進行すると、膀胱の一部が突き出る膀胱憩室(けいしつ)や、腎不全につながる危険性もある。
治療法には経過観察、薬物療法、外科的療法があり、症状が重くなると手術が検討される。現在、切除部分が小さい場合は、電気メスをつけた内視鏡を尿道から挿入して、内側から前立腺を少しずつ切り取る「TURP」という術式が、外科的療法の標準とされている。開腹手術に比べると患者の負担は小さいものの、夏ミカンに例えると実にあたる組織に少しずつ切り込んでいくため、出血が避けられず、約6%の割合で輸血が行われている。また、切除部分が大きく(75g以上)なると、開腹手術を適用しなければならないケースが多い。これに対して、持田医師が得意とする「ホルミウム・レーザーによる前立腺摘除術(HoLP)」は、切除と止血を同時に行える特殊なレーザーを使って肥大部分を摘出する。肥大した前立腺を丸ごと取り除く前立腺核出術(HoLEP)のほか、大さが中等度以下の肥大症に適した前立腺切除術(HoLRP)、小さな肥大症に適応され、レーザーを照射して肥大組織を蒸散させる前立腺蒸散術(HoLAP)がある。肥大症の大きさに制限がないHoLEPは、皮から夏ミカンの房はがすようにして肥大部分が切り取られる。出血や痛みが少なく、持田医師が手掛けた手術では輸血の前例がない。入院期間も短く、従来の手術が平均10日なのに対して、平均3~4日となっている。摘出された組織は数個の塊にして膀胱の中に入れられ、専用の器具で細かく砕いて吸引・排出される。「取り残しが生じる恐れのあるHoLAPより、根こそぎ切除できるHoLEPのほうが再発の危険は少ない。」と、持田医師。「ただ、膀胱憩室がある人には適さないなど、どの患者にも適用できるとは限らないので、膀胱憩室の有無や前立腺の肥大の具合などによって手術法を選択している」そうだ。
「ホルミウム・レーザーによる前立腺摘除術(HoLP)」には健康保険が適用され「将来は標準治療になるだろう」と持田医師は言う。ただし、機器を導入している医療機関はまだ一部に限られている。悩める中高年男性の要望に頼もしく応えるために、持田医師の多忙な日々はまだまだ続きそうだ。
治療法には経過観察、薬物療法、外科的療法があり、症状が重くなると手術が検討される。現在、切除部分が小さい場合は、電気メスをつけた内視鏡を尿道から挿入して、内側から前立腺を少しずつ切り取る「TURP」という術式が、外科的療法の標準とされている。開腹手術に比べると患者の負担は小さいものの、夏ミカンに例えると実にあたる組織に少しずつ切り込んでいくため、出血が避けられず、約6%の割合で輸血が行われている。また、切除部分が大きく(75g以上)なると、開腹手術を適用しなければならないケースが多い。これに対して、持田医師が得意とする「ホルミウム・レーザーによる前立腺摘除術(HoLP)」は、切除と止血を同時に行える特殊なレーザーを使って肥大部分を摘出する。肥大した前立腺を丸ごと取り除く前立腺核出術(HoLEP)のほか、大さが中等度以下の肥大症に適した前立腺切除術(HoLRP)、小さな肥大症に適応され、レーザーを照射して肥大組織を蒸散させる前立腺蒸散術(HoLAP)がある。肥大症の大きさに制限がないHoLEPは、皮から夏ミカンの房はがすようにして肥大部分が切り取られる。出血や痛みが少なく、持田医師が手掛けた手術では輸血の前例がない。入院期間も短く、従来の手術が平均10日なのに対して、平均3~4日となっている。摘出された組織は数個の塊にして膀胱の中に入れられ、専用の器具で細かく砕いて吸引・排出される。「取り残しが生じる恐れのあるHoLAPより、根こそぎ切除できるHoLEPのほうが再発の危険は少ない。」と、持田医師。「ただ、膀胱憩室がある人には適さないなど、どの患者にも適用できるとは限らないので、膀胱憩室の有無や前立腺の肥大の具合などによって手術法を選択している」そうだ。
「ホルミウム・レーザーによる前立腺摘除術(HoLP)」には健康保険が適用され「将来は標準治療になるだろう」と持田医師は言う。ただし、機器を導入している医療機関はまだ一部に限られている。悩める中高年男性の要望に頼もしく応えるために、持田医師の多忙な日々はまだまだ続きそうだ。

医師プロフィール
1988年3月 大分大学医学部 卒業
1988年5月 九州大学泌尿器科入局
1989年4月 国立福岡中央病院
1990年4月 九州中央病院
1992年4月 県立宮崎病院
1993年4月 原三信病院
1994年7月 国立九州医療センター
1996年4月 浜の町病院
1997年4月 九州大学泌尿器科 助手
1999年5月 博愛会病院
2006年8月 西南泌尿器科クリニック開設
1988年5月 九州大学泌尿器科入局
1989年4月 国立福岡中央病院
1990年4月 九州中央病院
1992年4月 県立宮崎病院
1993年4月 原三信病院
1994年7月 国立九州医療センター
1996年4月 浜の町病院
1997年4月 九州大学泌尿器科 助手
1999年5月 博愛会病院
2006年8月 西南泌尿器科クリニック開設