川端岳 医師 (かわばたがく)

関西労災病院

兵庫県尼崎市稲葉荘3-1-69

  • 泌尿器科
  • 部長

泌尿器科 がん

専門

泌尿器科疾患一般。特に、腹腔鏡下手術全般および前立腺疾患に対する内視鏡治療。

川端岳

泌尿器科部長の川端岳医師は、日本における泌尿器腹腔鏡下手術のパイオニアの1人。現在まで1,700例以上の経験を有し、他施設への手術指導や学会主催の講習会などの講師に招かれる程の技術者である。2005年より開始された「腹腔鏡技術認定制度」にて認定され審査委員も務めている。最近始まったロボット手術の指導者(プロクター)の認定を受けており、前立腺肥大症に対するPVP治療を指導するトレーナーの資格も有している。

診療内容

同病院泌尿器科部長の川端医師を中心に、腹腔鏡手術を早くから取り入れ、患者の体の負担を軽減することに力を入れている。以前は開腹手術しかなく、下腹部を20~30センチも切るため、出血量が多く、術後の痛みも強く患者への負担が大きかった。それに比べ、腹腔鏡手術は、腹部の数か所に5~12ミリ程度の穴を開けおなかの内部の空間である腹腔に、カメラや手術器具を入れ、カメラの映像を見ながら器具を動かし、がん患部の切除などを行う。その為、傷が小さくて済み、患者の体への負担は軽くなるが、器具の操作には高い技術が必要となる。国内の泌尿器科では、1990年代後半から腹腔鏡手術が広まり、川端医師は、その先駆者の一人である。2014年からロボット支援手術も開始しており、現在まで160例以上の経験を有している。

同科では「前立腺がん」「膀胱がん」「腎がん」「前立腺肥大症」「尿路結石」など、泌尿器科領域における腎移植関係以外の疾患全てに対応しており、特に、腎臓がんの部分切除や、腎臓と尿管のつなぎ目が狭くなっている病気で、狭い部分を切除してつなぎなおすなど、様々な腹腔鏡手術も行っている。
腹腔鏡下手術及び、前立腺疾患に対する内視鏡治療など『低侵襲治療』に力を入れていると言う川端医師。 『低侵襲治療』とは、手術や検査の際に伴う痛み・発熱・出血などをできるだけ少なくし、患者の負担を軽くする治療のこと。この治療法により術後の回復も早くなる。とりわけ多く手掛けている「前立腺がん」における腹腔鏡下手術での根治的前立腺全摘除術では、術後5年生存率が98%に上っている。また「膀胱がん」に対する集学的治療や新膀胱造設術を中心とした『機能温存手術』での治療も積極的に行っており、排尿機能や性機能などの機能を温存することも可能になっている。
その他「前立腺肥大症」や「尿路結石症」など、ほぼ全ての治療に低侵襲治療を取り入れている。「治療法に関しては、治療しない選択肢を含め出来る限りの情報を患者さんに提供して、一緒に考えていく姿勢をモットーとしています」と川端医師は話す。

医師プロフィール

1955年 生まれ
1980年 神戸大学医学部卒業
1984年 神戸大学医学部附属病院助手
1985年 国立神戸病院レジデント
1991年 神鋼病院泌尿器科医長
1997年 三田市民病院泌尿器科部長
2003年 神戸大学大学院医学系研究科腎泌尿器科学分野助教授
2004年 労働者健康福祉機構関西労災病院泌尿器科部長 現在に至る