山西友典 医師 (やまにしとものり)

獨協医科大学病院

栃木県下都賀郡壬生町北小林880

  • 排泄機能センター
  • センター長、教授

泌尿器科

専門

排尿障害、前立腺肥大症、過活動膀胱、尿失禁、神経因性膀胱、下部尿路機能の基礎的臨床的研究および治療

山西友典

山西友典医師は排尿障害・尿閉、頻尿・尿失禁など、下部尿路障害治療において第一線で治療を行うエキスパート。蓄尿・排尿機能障害は、特に高齢者の場合、さまざまな原因が重なりあう。高齢者の生活の質の上で最も重要とされる排尿障害の改善のために真摯に取り組んでいる。膀胱内に造影剤を注入しながら尿流動態検査を行う検査や理学療法や電気・磁気刺激療法、手術など最適な方法で治療を行う。特に磁気刺激療法で陰部神経や骨盤底筋を刺激し、筋収縮を起こす神経変調療法は薬物治療で効果がみられない患者にとっては有効な方法だという。

診療内容

2011年7月に開設された「排泄機能センター」では、神経因性膀胱、前立腺肥大症、尿失禁、骨盤臓器脱、夜尿症などによる排尿障害を中心として、泌尿器科、神経内科医師、看護師、排尿機能検査師が一致協力して診療を行っている。
主な対象疾患は、 神経因性膀胱 (いわゆる膀胱直腸障害)、過活動膀胱・尿失禁、前立腺肥大症、間質性膀胱炎 、女性尿失禁、骨盤機能障害(骨盤臓器脱)、膀胱膣瘻、夜尿症、膀胱尿管逆流症、二分脊椎、異所性尿管開口(尿管膣瘻)など。
下部尿路機能障害に対する治療は主に理学療法、膀胱訓練、電気刺激治療の3つに分けられる。
理学療法には、骨盤底筋体操、バイオフィードバック訓練、電気刺激療法、磁気刺激療法などがある。
Neuromodulation(神経変調療法)過活動膀胱の治療で、薬物療法や行動療法などの治療法でも改善が見られない場合、膀胱や尿道機能をコントロールしている末梢神経をさまざまな方法で刺激し、改善を図る。
Neuromodulationの種類と特徴としては下記のとおり。
1.骨盤底電気刺激法…利点:ポータブルのため家庭で毎日使用可。欠点:皮膚や腔、肛門の刺激や痛み。
2.干渉低周波法(保険適応)…利点:皮膚や腔、肛門の刺激がなく、深部を刺激。欠点:機械は比較的小さいが通院が必要(週1~2回)、最近ではポータブルの器械も発売。
3.仙髄根神経電気刺激法…利点:常時刺激、効果は確立。欠点:埋め込み手術(侵襲的)が必要。
4.磁気刺激法…利点:非侵襲的(刺激痛がない)、刺激強度が強くできる、着衣のまま刺激可能。欠点:機械が大がかり、通院が必要(週1~2回)。2014年に保険適応となった。
(山西友典,他:排尿障害プラクティス14:7-11,2006)

医師プロフィール

1982年3月 千葉大学医学部 卒業
1989年4月 千葉大学助手(泌尿器科)
1997年~1999年 千葉大学 / 医学部 / 講師
1998年4月~2001年2月 英国シェフィールド大学客員講師
2002年~2004年 獨協医科大学 / 医学部 / 助教授
2006年~2007年 獨協医科大学 / 医学部 / 助教授
2007年 獨協医科大学 / 医学部 / 准教授
2006年~2012年 千葉大学フロンティアメディカル工学研究開発センター特別研究員
2010年~2012年 獨協医科大学 / 医学部 / 教授
2011年~2012年 獨協医科大学 排泄機能センター長