三角和雄 医師 (みすみかずお)

千葉西総合病院

千葉県松戸市金ヶ作107-1

  • 心臓病センター
  • 院長
  • センター長

循環器科 内科 心臓内科

専門

循環器内科。狭心症・心筋梗塞への心臓カテーテル治療(ロータブレーター、エキシマレーザー)など

三角和雄

三角和雄医師は、狭心症や心筋梗塞のカテーテル治療において日本最多の実績を持ち、The Best Doctors in Japanにも選出。特に得意とするのは、ロータブレーターやエキシマレーザーなどの心臓カテーテルの先端医療。同院のカテーテルスタジオ開設に当たっては設計段階から携わり、司令塔として同院の全国トップレベルの治療実績を牽引する。多い日は1日70人もの治療に関わりつつ、外来診療も担当。テレビ・雑誌等の取材を受ける機会も多い。

診療内容

かつて外科手術が主流だった狭心症・心筋梗塞の治療は、カテーテル治療の進化によって大きく変わりつつある。三角医師は、アメリカの10年間で3000件もの治療を経験し、帰国後、同院長に就任した直後から、心臓カテーテル治療件数の日本一記録を維持。同院の実績が全国トップに躍り出るに至った、まさに立役者だ。

三角医師が得意とするのはカテーテル治療。その1つであるロータブレーターは、コレステロールが蓄積して硬くなった血管の中を、ダイヤモンドが埋め込まれたドリルで削るというもの。1分間に20万回近くドリルが回転し、血流を再開させる。局所麻酔で、2泊程度の入院で済むため、患者の負担が軽いと評判だ。ロータブレーターのほか、状況によっては血栓を蒸散させるエキシマレーザーを用いることもあり、これも三角医師の得意分野である。
「カテーテル治療は、開胸手術と違って患者さんの負担が少ないのが利点です。とはいえ、心臓の血管の中で長くドリルを回して良いことはありません。治療にかかる時間は早ければ早いほど、患者さんの負担は軽くなります。ただし、これは生卵の外殻だけ削って薄皮を残すような、繊細な技術を要する治療です。例えば、首都高をフェラーリで飛ばすのは怖くてできませんよね。ロータブレーターも同じで、優れた機器を導入することに加えて、慣れも技術も必要です。ロータブレーターの施設基準を満たす施設は国内に200ほどありますが(2018年1月現在)、1カ月に数件の実績では意味がなく、実績は多いに越したことはありません」と、三角医師が語るだけあって、狭心症・心筋梗塞を新たに発症した患者ばかりでなく、他院で「バイパス手術しか方法がない」と言われた患者が訪れることも多いという。

同院の大きな特徴は、複数の手術を同時進行する「カテーテルスタジオ」だ。宇宙船の指令室のような外観のスタジオに手術室が6つ並び、三角医師は司令官のポジションに立って無線で指示を出す。治療困難な場合には三角医師自ら手術に加わり、次々と手術室を移動していく。「聖徳太子みたいに、たくさんの耳がついているみたいだ」と、スタッフも舌を巻くほどだ。
「私はアメリカでカテーテル治療の経験を積みました。帰国することになった時、日本でカテーテルスタジオが実現できたらと思ったんです。心筋梗塞は、治療が1分1秒でも遅れたら死に至ることもある病気。手術室の数を確保しなければ、対応が遅れて生命に関わります」

三角医師は、カテーテルスタジオで司令塔の役割を果たす傍ら、日々の外来診療も欠かさない。三角医師いわく、当たり前のことをきちんとコツコツやるだけだという。「当たり前のこと以上の、特殊なことをしている訳ではありません。ただ、そこが一番難しいんですけどね」と笑顔で語った。

医師プロフィール

1982年 東京医科歯科大学医学部医学科卒業
1985年に渡米し、ニューヨーク医科大学、カリフォルニア大学、ピッツバーグ大学、UCLA グッド・サマリタン病院などを経てハワイ大学臨床助教授
1998年 千葉西総合病院心臓センター長
2000年 同院副院長
2004年より現職

「狭心症・心筋梗塞・心不全」を専門とする医師