産科ショック〔さんかしょっく〕
分娩(ぶんべん)時には種々の要因[弛緩(しかん)出血、胎盤早期剥離(はくり)、子宮破裂、頸管(けいかん)裂傷、羊水塞栓症(羊水内容が母体血中に移行し塞栓が起こること)、DIC(播種〈はしゅ〉性血管内凝固)など]によりショックの発生をみることがあります。心不全、腎不全、肺水腫などを発症するため、母体死亡につながりやすく、すみやかな全身管理が必要になります。
(執筆・監修:恩賜財団 母子愛育会総合母子保健センター 愛育病院 名誉院長 安達 知子)
(執筆・監修:恩賜財団 母子愛育会総合母子保健センター 愛育病院 名誉院長 安達 知子)