薬物性肝炎

 薬は、本来自然な状態で人間の体内に入ってくるものではなく、大部分はほかの毒物と同じように、主として肝臓で解毒または代謝されたり、たんぱくと結合されたりします。したがって、肝臓に対する影響が強く、反応の強い人では肝炎の原因となります。ほとんどの薬は、肝炎を起こす可能性があるのだと考えておいたほうがよいくらいです。
 軽い障害では、ほとんど気づかれないですんでしまうこともありますが、ひどいと黄疸(おうだん)を起こし重大な病気になります。
 この肝炎の原因は、もちろん薬の種類だけではなく、からだのほうの状態にもよるのですが(薬物過敏性肝障害)、いずれにしても、薬と肝炎との関連を知っておくことも必要でしょう。
 これとはべつに、最近はウイルス性肝炎(B型、C型)には特効薬があります(B型急性肝炎C型急性肝炎