伊藤公彦 医師 (いとうきみひこ)

関西労災病院

兵庫県尼崎市稲葉荘3-1-69

  • 産婦人科
  • 副院長
  • 部長

産婦人科 婦人科 がん

専門

卵巣がん、子宮頚がん、子宮体がん

伊藤公彦

伊藤公彦医師は、婦人科がんの中でも、特に「卵巣がん」を専門とする権威である。同院産婦人科の副院長兼部長として業務を遂行しながら、悪性腫瘍の良い治療法を求めて臨床試験にも取り組んでいる。治療は、手術・放射線・化学療法を組み合わせた集学的治療を行い、免疫療法を含めた臨床試験にも積極的に取り組んでいる。患者に対しては「利益とリスク」を十分に説明し、同意を得た上で治療を行う「インフォームド・コンセント」を大切にしている。

診療内容

卵巣は子宮の左右に一対あり、妊娠・出産に不可欠な小さな臓器である。卵巣がんは、主に卵巣の上皮性の悪性腫瘍をいい、更年期以降によく発症し、死亡率の高いがんとも言われている。お腹が大きくなるだけでその他の自覚症状がなく、早期発見が難しいためである。お腹がある程度腫大したり、腹水が貯留するなどして、がんが蔓延してから初めて異常を感じるケースが多いというのが現状だ。
そのため、がんが転移してから受診する人も多く、実際の症例でも進行がんと診断されることが多い。卵巣がんと診断された場合、その病状に合わせてガイドラインに基づいた治療を行うと同時に、放射線科と連携して、手術・化学療法・放射線を適切にコンビネーションさせた集学的治療を展開している。また「治療により期待できる利益」と「治療に伴う危険性」を患者に十分説明し同意を得た上で治療を行う「インフォームド・コンセント」を大切にしている。加えて、卵巣がんという難治性のがんに対処するためにも「ガイドラインに基づく治療を原則としていますが、さらによりよい診断法や治療法の開発のために、臨床試験を積極的に行っています」と伊藤医師は話す。
「がんと診断されたら積極的にセカンドオピニオンをうけましょう。納得するまで質問することが大切です」とも言う。
また、産科では、2009年11月より院内助産システムをスタートさせ、好評を得ている。家族も同室できるゆったりした個室、母児同室制などにより、落ち着いた環境でより自然に近い形での分娩が可能となっている。さらに2013年4月より希望による無痛分娩にも対応を開始している。

医師プロフィール

1959年大阪府生まれ
1983年 奈良県立医科大学卒業、産婦人科教室入局
1984年 奈良県立医科大学大学院入学(生化学専攻)
1988年 奈良県立医科大学大学院卒業
1988年 兵庫県立西宮病院産婦人科勤務
2002年 関西労災病院産婦人科部長
2017年 関西労災病院副院長兼務、現在に至る