榎本隆之 医師 (えのもとたかゆき)

市立伊丹病院

兵庫県伊丹市昆陽池1丁目100番地

  • 遺伝子診療センター・産婦人科
  • センター長
  • 大阪大学大学院医学系研究科招聘教授

産婦人科 婦人科 がん

専門

婦人科がん(子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がん、外陰がん)の病理、診断、外科的治療、化学療法を専門分野とし、妊よう性温存治療に積極的に取り組む。

榎本隆之

榎本隆之医師は婦人科がん、とくに子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がん、外陰がんの名医として知られる。妊娠・出産を希望する早期子宮頸がん患者に対する妊よう性温存治療(広汎子宮頸部摘出手術)を積極的に行い、これまで40例執刀している。2010年には妊娠15週に子宮頸がんに対する広汎子宮頸部摘出手術を日本で初めて執刀し、その後も妊娠を継続させて出産に成功した。新潟大学在籍中は計9名の子宮頸がん合併妊婦に対して同手術を行い8名の患者が挙児を得ており、同手術の執刀数は本邦で最も多い。現在も婦人科腫瘍専門医として、婦人科がんの診断・手術・治療に携わっているだけでなく、遺伝子診療センター長として、遺伝性乳がん卵巣がんやその他の遺伝性がんの診断治療にも携わっている。研修医・専攻医にはCure(治療)とともにCare(気配り)の重要性を説き、常に患者の心に寄り添った治療を心がけるよう指導している。

診療を受けるには

受診に際しては近くの医院等の紹介状を持参する。診療日程は電話による問い合わせか、HPに毎月掲載される外来担当医予定表にて確認する。なお、現在所属は遺伝子診療センターであるが、産婦人科でも外来診療を行っている。

医師プロフィール

1983年 大阪大学医学部医学科 卒業
1986年 米国国立がん研究所客員研究員
1996年 大阪大学医学部助手
2002年 大阪大学医学系研究科 講師
2007年 大阪大学大学院医研究科准教授
2008年 大阪大学医学部附属病院 病院教授
2012年 新潟大学医学部産科婦人科学教室教授・大阪大学大学院医学系研究科 招聘教授(現在に至る)
2022年 新潟大学大学医歯学系 特任教授
     市立伊丹病院 遺伝子診療センター長(現在に至る)

所属学会

医学博士、日本産婦人科学会専門医・指導医、日本婦人科腫瘍学会専門医・指導医、日本臨床細胞学会専門医、ダ・ヴィンチ手術術者資格(DaVinci console surgeon certificate)

【所属学会等の役職歴】
日本産科婦人科学会 常務理事(広報担当)・専門医・婦人科腫瘍委員会委員長、日本癌治療学会 代議員・機関紙編集委員・ がん保険診療対策委員、日本婦人科腫瘍学会 常務理事・婦人科腫瘍専門医、日本臨床細胞学会 常務理事・、婦人科悪性腫瘍研究機構(JGOG) 理事長、EAGOT理事長、米国癌学会 米国臨床腫瘍学会 米国婦人科腫瘍学会 国際婦人科腫瘍学会

【主な主催学会】
第41回・45回・49回北陸産婦人科学会総会学術集会(2013・2017・2021)
第4回日本HBOCコンソーシアム学術集会(2016)
第14回日本婦人科がん会議(2017)
第32回関東臨床細胞学会学術集会(2018)
第61回日本婦人科腫瘍学会学術講演会(2019)
第18回日本婦人科がん分子標的研究会学術集会(2019)
第29回日本婦人科がん検診学会総会学術講演会(2021)
第73回日本産科婦人科学会総会学術講演会(2021)
第63回北日本産科婦人科学会総会学術講演会(2021)
第8回日本産科婦人科遺伝診療学会学術講演会(2022)

主な著書

『子宮頸癌治療ガイドライン(日本婦人科腫瘍学会編) 2011年』 金原出版
『子宮頸癌治療ガイドライン(日本婦人科腫瘍学会編)2017年』金原出版
『子宮頸癌取扱規約 病理編 第4版』金原出版
『今日の治療指針2018年版』医学書院
『今日の治療指針2019年版』医学書院
『今日の治療指針2020年版』医学書院
『今日の治療指針2021年版』医学書院
『今日の治療指針2022年版』医学書院
『今日の診断指針第8版』2020年 医学書院
『診療ガイドライン UP-TO-DATE 2016-2017』メディカルレビュー社
(更新日:2023年6月9日)

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