発疹チフス〔ほっしんちふす〕
リケッチア・プロバツェキを病原微生物とする感染症です。コロモジラミ、アタマジラミといったシラミやノミを媒介動物とします。これらの動物に刺されて1~2週間で発熱し、頭痛、筋肉痛に続き、全身に赤い発疹がみられます。テトラサイクリン系抗菌薬による治療が有効です。
予防にはシラミやノミの駆除と、これらが寄生するネズミの駆除です。日本では久しく報告はありませんが、路上生活者でコロモジラミの発生が報告されており、今後注意をはらう必要があります。
(執筆・監修:熊本大学大学院生命科学研究部 客員教授/東京医科大学微生物学分野 兼任教授 岩田 敏)
予防にはシラミやノミの駆除と、これらが寄生するネズミの駆除です。日本では久しく報告はありませんが、路上生活者でコロモジラミの発生が報告されており、今後注意をはらう必要があります。
(執筆・監修:熊本大学大学院生命科学研究部 客員教授/東京医科大学微生物学分野 兼任教授 岩田 敏)
他の病気について調べる
関連トピックス
-
特集 2021/03/18 05:00
コロナ感染ゼロの町 ~閉鎖空間の安全と危険~
-
話題 2020/06/22 08:00
中世に猛威振るったペスト 感染症の歴史に学ぶ