類鼻疽(メリオイドーシス)〔るいびそ(めりおいどーしす)〕
類鼻疽(メリオイドーシス:Melioidosis)は類鼻疽菌(Burkholderia pseudomallei)による人獣共通感染症です。
類鼻疽菌は熱帯地域の水や土にいる細菌で、人へのおもな感染経路は汚染された土壌、粉塵、水などの吸引や、これらが傷口からはいることによるとされています。リンパ節のはれ、発熱、倦怠(けんたい)感が起こり、その後急速に敗血症が進みます。
東南アジアやオーストラリア北部などで報告されています。国内では、戦後約10例の感染報告がなされていますが、いずれも流行地域への渡航歴があり、現地で感染したと考えられる輸入症例です。
(執筆・監修:熊本大学大学院生命科学研究部 客員教授/東京医科大学微生物学分野 兼任教授 岩田 敏)
類鼻疽菌は熱帯地域の水や土にいる細菌で、人へのおもな感染経路は汚染された土壌、粉塵、水などの吸引や、これらが傷口からはいることによるとされています。リンパ節のはれ、発熱、倦怠(けんたい)感が起こり、その後急速に敗血症が進みます。
東南アジアやオーストラリア北部などで報告されています。国内では、戦後約10例の感染報告がなされていますが、いずれも流行地域への渡航歴があり、現地で感染したと考えられる輸入症例です。
(執筆・監修:熊本大学大学院生命科学研究部 客員教授/東京医科大学微生物学分野 兼任教授 岩田 敏)