回帰熱〔かいきねつ〕
スピロヘータ科のボレリア属による感染症です。シラミによって媒介されるボレリア・レクレンチスという病原菌による感染症です。
症状は発熱開始後1~2日で39~41℃の高熱となり、高熱が持続し、3~7日で解熱しますが、3~10日後ふたたび発熱します。発熱、解熱をくり返すので回帰熱という名前がつきました。
診断は血液からの病原体、病原体抗原、病原体遺伝子の検出によります。
治療には、テトラサイクリン系、マクロライド系の抗菌薬が有効です。
予防はシラミを完全に駆除することです。
(執筆・監修:熊本大学大学院生命科学研究部 客員教授/東京医科大学微生物学分野 兼任教授 岩田 敏)
症状は発熱開始後1~2日で39~41℃の高熱となり、高熱が持続し、3~7日で解熱しますが、3~10日後ふたたび発熱します。発熱、解熱をくり返すので回帰熱という名前がつきました。
診断は血液からの病原体、病原体抗原、病原体遺伝子の検出によります。
治療には、テトラサイクリン系、マクロライド系の抗菌薬が有効です。
予防はシラミを完全に駆除することです。
(執筆・監修:熊本大学大学院生命科学研究部 客員教授/東京医科大学微生物学分野 兼任教授 岩田 敏)