腎症候性出血熱〔じんしょうこうせいしゅっけつねつ〕

 ハンタウイルスを原因とし、不顕性に持続感染したネズミなどのげっ歯類が糞尿中に排泄するウイルスを感染源とする人獣共通感染症です。本症はユーラシア大陸全域でみられ、現在なお年間10万人以上の患者発生が報告されています。日本では、1970年代に実験用ラットを感染源とする実験室型の流行が頻発し、84年までに全国22施設で合計126人の感染者と1人の死者を記録しました。現在では、施設の改善、飼育販売業者によるウイルスの事前チェックと感染排除策により、感染者は出ていません。
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