肺切除術後の血栓性合併症の実態
肺切除術後の合併症として、頻度は高くないものの重大な結果を招く恐れがある血栓性合併症の予防と治療が重要となる。しかし、こうした問題について日本では、周術期管理で大きな役割を担う麻酔科医による取り組み…
メディカルトリビューン 2024/09/12 18:45
肺切除術後の血栓性合併症の実態
肺切除術後の合併症として、頻度は高くないものの重大な結果を招く恐れがある血栓性合併症の予防と治療が重要となる。しかし、こうした問題について日本では、周術期管理で大きな役割を担う麻酔科医による取り組み…
メディカルトリビューン 2024/09/11 18:00
アンドロゲン阻害薬比較でダロルタミド有望
転移を伴わない去勢抵抗性前立腺がん(nmCRPC)の患者に対する標準治療として、3つの新しいアンドロゲン受容体阻害薬―ダロルタミド、エンザルタミド、アパルタミドが承認されている。しかし、それら薬剤の臨床にお…
メディカルトリビューン 2024/09/11 17:55
GLP-1受容体作動薬で自殺死リスク上昇せず
GLP-1受容体作動薬の使用による自殺死亡リスクの上昇が懸念されている。スウェーデン・Karolinska InstitutetのPeter Ueda氏らは、同国とデンマークでGLP-1受容体作動薬またはSGLT2阻害薬の使用者約30万例を対象に…
メディカルトリビューン 2024/09/09 07:00
CABG後のカリウム、正常高値維持に益なし
心臓手術後心房細動(AFACS)の予防にはカリウム(K)投与が有効とされるが、目標血清K値を正常高値とする妥当性に関してはエビデンスが少ない。ドイツ・Charité - Universitätsmedizin BerlinのBenjamin O'Brien…
メディカルトリビューン 2024/09/06 16:00
Elinzanetantがホットフラッシュに有効
閉経後の女性では更年期症状、特にホットフラッシュや寝汗などの血管運動神経症状(Vasomotor Symptoms;VMS)に悩まされる者が少なくない。米・University of Virginia HealthのJoAnn V. Pinkerton氏らは、中等度…
メディカルトリビューン 2024/09/05 13:55
ARNIで心不全以外の入院リスクも低下
心不全(HF)を適応症とするネプリライシン阻害薬とアンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)バルサルタンの配合剤であるアンジオテンシン受容体ネプリライシン阻害薬(ARNI)サクビトリルバルサルタン。同薬が対象と…
メディカルトリビューン 2024/09/04 16:45
日本人CVD、三大危険因子の服薬遵守率が判明
慶應義塾大学衛生学公衆衛生学教室の松元美奈子氏らは、山形県鶴岡市で行われている鶴岡メタボロームコホート研究(TMCS)の参加者3,693例の医療保険請求データを用い、心血管疾患(CVD)の主要危険因子である高血…
メディカルトリビューン 2024/09/03 17:47
2型糖尿病管理には坐位時間より握力
握力はグルコース処理やインスリン作用の重要部位である骨格筋の量と相関する筋力の指標であることから、2型糖尿病の管理指標になると考えられている。一方、坐位時間の延長は血糖コントロール悪化の危険因子とし…
メディカルトリビューン 2024/09/02 10:40
MASLD/MASHにビタミンEが有望
代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)/代謝機能障害関連脂肪肝炎(MASH)に対するビタミンE投与の有効性をめぐっては、一貫した見解が得られていない。マレーシア・University of MalayaのNicholas Ming-Zher C…
メディカルトリビューン 2024/08/27 05:00
高Na血症がミクログリア活性に関与
中枢神経系の免疫担当細胞であるミクログリアの活性化は、神経障害や疾患への関与が知られており、低ナトリウム(Na)血症を急激に補正した際に生じる浸透圧性脱髄症候群(ODS)では、病変部へのミクログリアの集…
メディカルトリビューン 2024/08/23 12:40
医師偏在対策に「1,000億円の基金創設を」
日本医師会は8月21日に定例会見を開き、会長の松本吉郎氏が医師偏在に関する政府への提言を発表した。医師少数地域における勤務希望者のマッチングシステム創設・新規開業支援など具体的な施策を「6つの柱」として…
メディカルトリビューン 2024/08/23 05:10
ドライフルーツ摂取で2型糖尿病リスク低下
中国・Xi'an Jiaotong UniversityのJianbin Guan氏らは、ゲノムワイド関連解析(GWAS)データを用いたメンデルランダム化(MR)解析により、ドライフルーツの摂取と2型糖尿病との関連を検討。その結果、両者の因果…
メディカルトリビューン 2024/08/22 16:20
人工膝関節置換術後の低用量アスピリンは妥当
静脈血栓塞栓症(VTE)に関する国際コンセンサス会議(ICM-VTE)は、人工関節置換術施行後のVTE予防法として、患者背景を問わず低用量アスピリンを推奨するとのRecommendation(以下、勧告)を発出した(J Bone Jo…
メディカルトリビューン 2024/08/21 10:51
子宮移植の成功率と生児出産成功率は高い
生殖補助医療の進歩は多くの女性に不妊治療の選択肢を提供してきたが、500人に1人の割合で見られる絶対的子宮性不妊のケースでは現行の医療での挙児は不可能だ。そうした中、絶対的子宮不妊の女性に妊娠・出産の選…
メディカルトリビューン 2024/08/20 12:45
成人PTSD、反復経頭蓋磁気刺激の効果は?
心的外傷後ストレス障害(PTSD)の治療として薬物療法や心理療法が行われるが、離脱率の高さが課題となっている。反復経頭蓋磁気刺激(rTMS)療法は、大うつ病性障害と強迫性障害への有効性が示されており、PTSDに…
メディカルトリビューン 2024/08/16 05:00
夏に温かい食事を取る高齢者は栄養状態良好
高齢期の栄養不良はフレイルやサルコペニアなど全般的な健康状態の悪化と関連する。食欲不振に影響を及ぼす要因の1つとして季節変化が考えられ、高齢者のエネルギー摂取量は夏に減少する傾向にあり、冷たい食事や…
メディカルトリビューン 2024/08/15 14:00
HbA1c長期安定で認知症リスク低下
糖尿病患者は、アルツハイマー病および関連認知症(ADRD)の発症率が高い。その機序はダイナミックかつ複雑だが、HbA1cおよび血糖値の変動、低血糖との関連が指摘されていることから、HbA1cのTime in Range(TIR、…
メディカルトリビューン 2024/08/14 17:50
抗VEGF薬、プレフィルド製剤で眼内炎リスク低下
抗血管内皮増殖因子(VEGF)薬の硝子体内注射は、加齢黄斑変性(AMD)や糖尿病黄斑浮腫(DME)などの網膜疾患に対する治療として主流になりつつある。従来の抗VEGF薬はバイアル製剤であったが、2016年にラニビズマ…
メディカルトリビューン 2024/08/14 11:55
CKD合併RAに生物学的製剤は有効かつ安全
虎の門病院(東京都)の吉村祐輔氏らは、慢性腎臓病(CKD)を合併している関節リウマチ(RA)患者に対する一次治療としての生物学的製剤(bDMARD)の有効性と安全性を治療継続率で評価する後ろ向き研究を実施。「b…
メディカルトリビューン 2024/08/14 09:30
尿路上皮がん、シスプラチン不適応例に活路
尿路上皮がん(UC)は膀胱がんの90%以上を占め、局所進行/転移例の術後再発率は約半数に上るため(Eur Urol 2017; 72: 801-813)、薬物療法が重要となる。国内外のガイドラインではシスプラチンを基盤とした化学…
メディカルトリビューン 2024/08/09 05:10
CKD患者、RAS阻害薬の再開で予後改善
レニン・アンジオテンシン系(RAS)阻害薬には、慢性腎臓病(CKD)患者の腎予後改善が認められているが、副作用のために中止されるケースが少なくない。また、中止後の再開が転帰に及ぼす影響は明らかでない。大阪…
メディカルトリビューン 2024/08/08 16:55
青少年自殺者、6割が精神的問題で受診せず
自殺は米国の青少年の死因として、10~14歳で第2位、15~24歳では第3位を占める。精神疾患は自殺の危険因子だが、青少年自殺者のうちメンタルヘルスの障害や精神疾患の診断歴がある割合は半数に満たないことが課題…
メディカルトリビューン 2024/08/08 15:50
睡眠改善につながる栄養素を解明
食習慣と睡眠の関連を検討した観察研究は、栄養素の摂取状況、睡眠のデータが参加者の事後報告に基づくものが多く、想起バイアスの除去が課題となっている。筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構(IIIS)のJaehoon …
メディカルトリビューン 2024/08/06 05:10
メトホルミンでフレイルが非フレイルに!?
米・Albert Einstein College of Medicine/イタリア・University of Naples Federico ⅡのGaetano Santulli氏らは、高血圧を有するプレフレイルの高齢者を対象にフレイルへの進展リスクを検討。その結果、前糖尿…
メディカルトリビューン 2024/08/05 16:40
レストレスレッグス症候群の3割がうつ合併
レストレスレッグス(むずむず脚)症候群(RLS)は、下肢の不快感と睡眠障害を主徴とし、患者の苦痛が大きい。神経障害を有する点でうつ病との関連が指摘されているが、客観的データに基づく研究はなされていない…
メディカルトリビューン 2024/08/02 14:47
高気温で結核リスク増
新潟大学大学院医歯学総合研究科国際保健学分野(公衆衛生)の我妻奎太氏は、2007~19年(13年間)の47都道府県における結核の新規患者数と気温との関連を検討。その結果、新規結核患者数と平均気温は非線形の曝露…
メディカルトリビューン 2024/07/31 17:50
母児の身体活動レベルが相関
近年、小児の肥満や体力低下が問題視されており、適度な身体活動、運動への取り組みが推奨されている。小児の生活習慣を形成する上では両親、特に接する時間が長い傾向にある母親の影響が強いといわれる。東北大学…