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軽度でも循環器病リスクに―高血圧性網膜症 ~眼底検査の結果から分析(国立循環器病研究センター病院健診部)~
国立循環器病研究センター病院(大阪府吹田市)健診部の小久保喜弘特任部長と李嘉琦研究員らは、眼底の網膜に高血圧が原因の異常が表れると…
ウオータースポーツで発症―サーファーズイヤー ~耳に冷水入り、骨が隆起(福島県立医科大学会津医療センター 小川洋教授)~
サーフィンをする人に発症しやすいことから、サーファーズイヤーとも呼ばれる外耳道外骨腫。耳の穴から鼓膜までの外耳道に、冷水による刺激…
特徴を理解し、具体的に話そう ~子どもの自閉スペクトラム症(自治医科大学とちぎ子ども医療センター小児科 門田行史准教授)~
幼稚園や小学校で他の子どもとのコミュニケーションがうまく取れず、トラブルになる。興味のある遊びは一人で何時間でも続ける。音、光など…
新型コロナ後遺症治療で注目 ~上咽頭擦過療法「EAT」(田中耳鼻咽喉科 田中亜矢樹院長)~
新型コロナウイルス感染症の流行下で、感染した人が回復後、後遺症に悩むケースが増えている。現在、後遺症の治療法として注目される「上咽…
我慢しないで―手足のしびれ ~神経専門医による治療を(のじ脳神経外科・しびれクリニック 野地雅人院長)~
手や足のしびれで困っていても、かかりつけ医に「年のせい、気のせい」などと言われて我慢している人は少なくない。しびれ自体が命に関わる…
新時代に入ったHIV感染症治療 ~予後が飛躍的改善、新たな課題も~
エイズ(後天性免疫不全症候群)はかつて「不治の病」と言われた。しかし、患者をめぐる状況は大きく変化している。エイズを引き起こすウイ…
保護者が悩む「低身長」 ~個性受け入れる環境を(大阪母子医療センター消化器・内分泌科 恵谷ゆり主任部長)~
自分の子どもが同年齢の子と比べて小柄なことに不安を感じ、「病気かもしれない」と悩む保護者は少なくない。中には病気が原因の場合もある…
新制度を確固たるものに ~渡辺新理事長が所信表明―日本専門医機構~
日本専門医機構の渡辺毅新理事長は4日、就任後初めて記者会見し、「新しい専門医制度を確固たるものにしていくことに力を尽くしたい」と抱…
薬を組み合わせて軽減―帯状疱疹後神経痛 ~皮膚症状治まってもチクチク、ピリピリ(愛知医科大学病院皮膚科 渡辺大輔教授)~
顔や胸などに小さな水膨れがまとまって表れ、痛みを伴う帯状疱疹(たいじょうほうしん)は、皮膚の症状が治っても痛みが残ることがある。「…
手や足から出続ける過剰な汗―手掌多汗症 ~治療で改善可能(池袋西口ふくろう皮膚科クリニック 藤本智子院長)~
「手に汗を握る」というように緊張などで汗をかくのは普通だが、汗の量が過剰だったり、緊張と関係なく出続けたりする「手掌(しゅしょう)…
在宅で心不全の再発予防 ~大阪大、リハビリシステムの開発目指す(大阪大学国際医工情報センター 谷口達典医師)~
運動や生活習慣の改善を通じ、心不全や急性心筋梗塞の再発予防を図る心臓リハビリテーション。有効性は確認されているが一般にはあまり知ら…
医療「標準化」に意義 ~保険適用で変わる不妊治療~
4月から公的保険が適用されたことで、不妊治療をめぐる状況に変化が起きた。妊娠・出産を切望する人たちにとって経済的な負担が減ったとい…
日本専門医機構の新理事長に渡辺毅氏
日本専門医機構の新理事長に、地域医療振興協会東京北医療センター顧問で福島県立医科大学名誉教授の渡辺毅氏が決まった。同機構は29日、…
治験にもっと患者の声を ~情報発信や目標設定に課題~
医療の現場や政策決定に患者の声を生かす「患者・市民参画(PPI=Patient and Public Involvement)」への関心が高まっている。新しい治療…
神経の圧迫による痛み―頸部脊柱管狭窄症 ~症状は肩や手足にも(東京脊椎クリニック 梅林猛院長)~
頸部(けいぶ)脊柱管狭窄(きょうさく)症は首の病気だが、症状は首だけでなく肩や手足にも表れる。気付きにくいこの病気について、東京脊…
目の自己免疫疾患―甲状腺眼症 ~バセドウ病などで発症(愛知医科大学病院眼形成・眼窩・涙道外科 柿崎裕彦教授)~
甲状腺眼症は、バセドウ病やまれに橋本病(慢性甲状腺炎)の患者で発症する目の自己免疫疾患だ。炎症によりさまざまな目の症状が表れる。愛…
飲み過ぎで症状悪化―薬剤使用過多頭痛 ~市販薬に頼らず専門医を受診(糸魚川総合病院脳神経外科 勝木将人医長)~
国内では100人に8人が片頭痛に悩んでいるとされるが、市販薬を飲み過ぎると「薬剤使用過多による頭痛」を起こし、症状がさらにひどくな…
被災による認知機能悪化 ~周辺症状に漢方薬が効果(広島大学大学院医系科学研究科 石田亮子講師、吉田秀平助教)~
2018年7月に広島県を中心に甚大な被害をもたらした西日本豪雨では、高齢の被災者で避難生活による認知機能や認知症の悪化が見られ、興…
29日に新理事長選出へ―日本専門医機構
日本専門医機構は29日の社員総会で任期(2年)満了に伴う理事の改選を行い、引き続き理事会を開いて新しい理事長と副理事長を選出する。 …
ドライアイの根本治療―IPL ~水の蒸発を防ぐ油の分泌促進(レイ眼科クリニック 松本玲院長)~
ドライアイは、目の表面を覆っている涙の量や質の異常で起こる。乾きや疲れ、かすみ、まぶしさといった症状だけでなく、肩凝り、頭痛、倦怠…
美容整形後の異物除去 ~諦めずに受診を(BR CLINIC GINZA 野本俊一院長)~
しわ、たるみ改善を目的に、以前は頻繁にポリアクリルアミド製剤(アクアミド)が美容整形で使用されていた。注入すると物質が異物として残…
乗り越えた経験を共有 ~自殺予防の「パパゲーノ効果」(筑波大学災害・地域精神医学講座 太刀川弘和教授)~
著名人の自死に関する報道が後追い自殺を誘発しかねないことから、近年はマスメディアの姿勢が変化している。反対に、報道が防ぐケースもあ…
末期がんの腹水除去 ~抜いてろ過、治療を継続(要町病院腹水治療センター 松崎圭祐センター長)~
がんが進行しておなかに大量の水(腹水)がたまると、末期と判断され、抗がん薬治療は中止になる場合が多い。これまで、がん性腹水の積極的…
息切れや動悸、足のむくみ ~心臓弁膜症の可能性も~
心不全はあらゆる循環器疾患の「終末像」と言われる。その主な原因は心臓弁膜症だ。しかし、息切れや動悸(どうき)、足のむくみなど症状が…
早期なら9割以上が治癒―乳がん ~検診は早期発見の鍵(昭和大学病院乳腺外科 明石定子教授)~
罹患(りかん)率、死亡者数ともに年々増加している乳がん。新規患者は年間9万人を超えるが、早期であれば90%以上が治癒するという。早…