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首から腕に痛みやしびれ―頸肩腕症候群 自己判断は禁物、整形外科受診を(国立病院機構村山医療センター 谷戸祥之院長)
首から肩、腕にかけて痛みやしびれがあるが、明らかな病気が見つからない。そうした場合に疑われるのが頸肩腕(けいけんわん)症候群だ。国…
薬が効かないうつ病の選択肢―rTMS療法 脳への磁気刺激で症状が改善(昭和大発達障害医療研究所 中村元昭副所長)
抗うつ薬による薬物治療で効果が得られない難治性のうつ病は患者の約3割を占めると言われる。近年、新たな治療法として注目されるのが、脳…
口腔がん早期発見のポイント 口内炎が長く続いたら受診を(横浜市立大学付属市民総合医療センター 廣田誠部長)
舌や口の中の粘膜がただれ、なかなか治らず口内炎のような症状が続く場合は初期の口腔(こうくう)がんの可能性がある。疑うべき初期症状、…
「遺伝子が変異?」「がん誘発?」 ~コロナワクチン、風評に警鐘―東大医科研教授~
新型コロナウイルスの感染が一向に収まらない。予防の切り札とされるワクチンをめぐって風評が飛び交い、接種を控える人たちもいる。しかし…
上手に取り入れて―低用量ピル 正しい理解で、安全かつ効果的に(日本家族計画協会 北村邦夫理事長)
経口避妊薬(ピル)は、継続服用することで避妊効果が得られる薬だ。月経困難症などの子宮疾患の治療薬としても使用される。しかし、副作用…
終わりなき病原体との闘い 感染症専門医の拡充を―舘田一博東邦大教授インタビュー
新型コロナウイルスの感染拡大と対策の遅れは、感染症に対する日本の危機意識の低さを浮き彫りにした。パンデミック(世界的大流行)は今後…
かゆみやかぶれが出現―金属アレルギー ピアスや歯科金属などが原因に(日本医科大学付属病院皮膚科 藤本和久准教授)
アクセサリーなど身の回りの金属製品が直接肌に触れるなどして、かゆみやかぶれが生じる「金属アレルギー」。原因や対処法などについて、日…
東京の医療逼迫を懸念 ~五輪開催に矛盾-国際医療福祉大・松本教授~
新型コロナウイルスの感染再拡大を受けて、東京都は12日から4度目の緊急事態宣言となった。感染症に詳しい国際医療福祉大学の松本哲哉教…
顔や手足に突然のむくみ 命に関わることも―遺伝性血管性浮腫(埼友草加病院 大沢勲院長)
突然、顔や手足、喉などに浮腫(むくみ)が表れる遺伝性血管性浮腫(HAE)。窒息の恐れもあるなど重大な症状を来すが、まれな病気のため…
亜鉛不足で起こる皮膚炎 治療の基本は食事療法(群馬大学大学院医学系研究科皮膚科学 茂木精一郎教授)
ミネラルの一種で、人体にとって必須の栄養素である亜鉛。体内にある300種類以上の酵素の働きを助け、新陳代謝やタンパク質の合成に関わ…
大学生のメンタル不調 1人で悩まないで相談(早稲田大学保健センター 石井映美教授)
気分がふさぎがちで大学に行くのがおっくう、頭がぼーっとして学業に身が入らない―。こんな症状は心の病が原因かもしれない。早稲田大学保…
脚に広がる痛みとしびれ―座骨神経痛 不明点は主治医に確認を(東千葉メディカルセンター整形外科 青木保親部長)
座骨神経は体の中で最も長い神経で、腰から足先まで通っている。この通り道に生じる痛みやしびれを座骨神経痛と呼ぶ。正式な病名ではなく症…
病気と闘う子ども癒やす ~「応援犬」が始動―成育医療研究センター~
病気で入院生活を送ることはつらい。大人もそうだが、子どもはなおさらだ。国立成育医療研究センター(東京都世田谷区)で「ファシリティド…
五輪選手らの感染対策が急務 ~医療通訳、自治体など課題山積~
東京五輪参加者の来日が相次いでいる。その数が増えるにつれて心配になるのが新型コロナウイルス感染者の入国だ。既に入国時の検疫で複数の…
日常生活に支障―片頭痛 新しい予防薬も登場(熊本市民病院脳神経内科 橋本洋一郎科長)
ズキンズキン、ドクンドクンと脈打つように痛む片頭痛。日常生活に支障を来し、ひどいと寝込むほどになる。診断、治療されていないケースも…
赤みのある湿疹やフケ―脂漏性皮膚炎 誤診されるケースも(帝京大学医学部皮膚科名誉教授 渡辺晋一医師)
髪の生え際を中心とする頭皮、両眉毛から鼻筋にかけてのいわゆるTゾーン、鼻の両脇、耳の後ろ、脇の下、胸、股間などは、皮脂の分泌が多い…
目的に合った目薬使用を~ドライアイ~
涙が不足して眼球表面が乾燥してしまうドライアイ。「ものが見えにくくなる」「目がゴロゴロする」など日常生活の違和感だけでなく、悪化す…
大規模イベントでの感染症防止策が急務 ~コロナ、はしか、風疹、髄膜炎菌感染症など~
新型コロナウイルスの感染が国内外で収まったとは言えない中、東京五輪のために来日する外国人選手の検疫態勢の再構築や各競技会場での観客…
水仕事や乾燥が原因―手湿疹 小まめな保湿クリームで予防(野村皮膚科医院 野村有子院長)
家事や水仕事をする機会が多い人がなりやすい「手湿疹」。複数の要因が重なって発症することが多く、予防には日頃からのケアが大切だ。原因…
寝ている間に起こる異常行動―睡眠時随伴症 大声で叫ぶ、家族への危害も(杏林大学医学部付属病院精神神経科 中島亨兼担教授)
寝ぼけたまま起き上がって歩いたり、大声で叫んだり、時には暴れて家族にけがをさせることもある睡眠時随伴症(パラソムニア)。睡眠時に生…
第二次性徴の遅れ―思春期遅発症 将来のために原因追究を(昭和大学横浜市北部病院産婦人科 長塚正晃教授)
思春期は心や体が子どもから大人へと成熟する時期で、男女の特徴が顕著になる第二次性徴をきっかけに起こる。思春期遅発症は、この第二次性…
新型コロナでドライアイ悪化 ~在宅勤務、マスク着用が要因~
長期化するコロナ禍は、体のさまざまな場所に悪影響を与えている。スマートフォンやパソコン(PC)の長時間の使用が引き起こすドライアイも…
若い女性に多い膝蓋骨亜脱臼症候群 膝に違和感、軟骨損傷も(順天堂大学医学部付属順天堂医院整形外科・スポーツ診療科 池田浩准教授)
膝蓋(しつがい)骨亜脱臼症候群は、膝の皿と呼ばれる膝蓋骨が、定位置からずれかかっている状態(亜脱臼)で、完全にずれて脱臼に至ること…
2~3時間後に激しい嘔吐 赤ちゃんの食物蛋白誘発胃腸炎(国立成育医療研究センターアレルギー研究室 森田英明室長)
近年、ミルクや卵などのタンパク質を摂取して数時間を経てから嘔吐(おうと)や下痢などを起こす「食物蛋白(たんぱく)誘発胃腸炎」という…
日本発コロナ予防漫画、途上国に広がる ~28言語に翻訳、テレビCMにも登場~
新型コロナウイルスへの予防対策を分かりやすく紹介した日本発の漫画が、開発途上国を中心に世界中に広がっている。仙台市在住の取材漫画家…