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自覚症状乏しい網膜静脈閉塞症 ~異変に気付いたら受診を(東京女子医科大学病院眼科 飯田知弘教授)~
網膜の静脈が血栓で詰まり、視力障害や眼底出血などを起こす網膜静脈閉塞症は、詰まる箇所によっては自覚症状が乏しく、重い合併症を招くこ…
子どもの朝寝坊は起立性調節障害かも ~さぼりと決めつけないで(岡山大学病院小児医療センター小児心身医療科 藤井智香子医師)~
朝起きられず、学校を遅刻・欠席するのに、夕方からは元気になり夜遅くまで起きている―。さぼりや怠けに見える子どもの行動に「思春期に多…
子どもの脳が萎縮する場合も ~マルトリートメントの影響(福井大学子どものこころの発達研究センター 友田明美教授)~
子どもに対して、「他の子と比べて叱る」「面前で激しい夫婦げんかを見聞きさせる」「長時間スマホを見せておく」といった行為をしたことは…
小顎化で起こる舌ストレス ~首や肩の凝りや腰痛の原因に(安藤歯科クリニック 安藤正之院長)~
現代人は以前に比べて顎が小さく細くなり、歯列のアーチ(歯列弓)も狭いため、舌が歯にぶつかりやすい。そうした舌の緊張状態は肩凝りや頭…
視野にギザギザの光―閃輝暗点 ~片頭痛の前兆の一つ(井上眼科病院 若倉雅登名誉院長)~
視野に突然、明るいギザギザ模様が表れて拡大したかと思うと、やがて形が崩れて消えた後、頭痛が始まる。「閃輝暗点(せんきあんてん)」と…
重症化しやすい高齢者の肺炎 ~ワクチンや生活改善で予防を(東京医科大学微生物学分野 宮崎治子准教授)~
日本人の死因の第5位を占める肺炎は高齢者ほど発症する確率が高く、死亡率も上昇する。新型コロナのまん延で、肺炎予防への意識が高まって…
皮膚トラブルにも目配り ~花粉の季節が来た!~
スギやヒノキの花粉によるアレルギー反応で、鼻腔(びくう)や眼球の粘膜に炎症が起きて、くしゃみや鼻水、涙、目のかゆみなどの「花粉症」…
末期腎不全患者の心理ケア ~注目されるサイコネフロロジー(埼玉医科大学総合医療センター・メンタルクリニック 小林清香講師)~
「こんなつらい治療を一生続けなければならないなんて」―。末期腎不全の腎臓病患者を心理学的・精神医学的に支援する「サイコネフロロジー…
4月から研修開始の専攻医に9519人採用 ~ダブルボードは124人―日本専門医機構~
日本専門医機構の寺本民生理事長は21日、オンラインによる定例記者会見で、4月から研修を始める専攻医に9519人が採用されたと発表し…
さまざまな不調の原因に ~高齢者の亜鉛欠乏(帝京平成大学大学院健康科学研究科 児玉浩子特任教授)~
体に必要不可欠な亜鉛は体内で合成したり蓄えたりすることができず、食事で摂取する必要があるが、近年、特に高齢者で亜鉛不足の人が目立つ…
日本人に多い近視性黄斑変性症 ~早期治療で視力維持も(日本医科大学千葉北総病院眼科 五十嵐勉部長)~
アジア圏の中でも日本人に多い近視性黄斑変性症は以前は治療法がなかったが、新たな治療薬が登場し、視力保持が期待できるようになった。日…
口腔アレルギーに注意を ~花粉症と合併することも(国立病院機構相模原病院臨床研究センター 海老沢元宏センター長)~
花粉症に合併して表れる花粉・食物アレルギー(PFAS)は花粉症患者の一部に発症し、子どもから大人まで年齢層は幅広い。国立病院機構相…
在宅で心身ストレス軽減 ~働き方を見直す契機に(東京医科大学病院メンタルヘルス科 志村哲祥兼任講師)~
新型コロナウイルス感染症の流行で導入が増えた在宅勤務制度は企業に定着しつつあるとみられている。そうした働き方の変化が心身の状態に与…
マスク生活での口呼吸に注意 ~感染症や過呼吸の原因にも(田中耳鼻咽喉科 田中亜矢樹院長)~
新型コロナウイルス感染症の第6波やインフルエンザの流行も懸念される中、今後もマスク着用は必須と言える。ただ、着用が習慣化すると口呼…
再発性性器ヘルペスで新治療―PIT ~事前入手の薬を患者判断で服用(新宿さくらクリニック 沢村正之院長)~
再発性性器ヘルペスの治療に、2019年にPIT(あらかじめ処方された薬を患者の判断で服用できる治療)が加わった。症状出現から受診後…
使用は高齢者らに限定 ~新型コロナの内服薬~
感染力の強いオミクロン株の登場で、新型コロナウイルスの感染者数が急激に増加した。ワクチンの追加接種などの対策が急がれる中、期待され…
競技にも影響、スポーツ貧血 ~運動選手の健康問題に(杏林大学医学部付属病院整形外科 林光俊医師)~
東京五輪で猛暑の影響が心配されたように、スポーツ選手の心身の健康に関心が集まっている。中でも貧血は以前から注目されており、疲れやす…
気温や気圧の変化で不調に―気象病 ~自律神経を整えて対策(上本町わたなべクリニック 渡邊章範院長)~
気温や湿度、気圧、天候の変化で起こる「気象病」は心身にさまざまな不調が表れる。こうした悩みへの適切な対処法を、上本町わたなべクリニ…
患者自身が医療・ケアを決定 ~終末期に備える「人生会議」(セントラル総合クリニック総合診療科 細井崇弘医師)~
医療の終末期に備えて、患者が自ら治療やケアの方針を医師らと話し合う「人生会議」が広がりつつある。厚生労働省が進めるアドバンス・ケア…
高リスクの女性のCOPD ~将来のために禁煙を(千葉大学医学部付属病院呼吸器内科 巽浩一郎特任教授)~
喫煙がもたらす生活習慣病とも言われる慢性閉塞(へいそく)性肺疾患(COPD)は、国内では男性に多いが、海外では患者数や死亡者数が男…
オミクロン株、3回目接種急げ ~従来対策の効果減少~
新たな変異株であるオミクロン株の広がりを背景に、新型コロナウイルスの患者が各地で増加。第6波が猛威を振るっている。専門家はオミクロ…
体質改善できる利点も ~漢方を併用する頭痛治療(らいむらクリニック 來村昌紀院長)~
「左右どちらか半分だけズキンズキンと痛む」「輪で頭を締め付けられるように痛い」「急に頭に針でも刺されたような鋭い痛みが襲ってくる」…
整復が必要なら早期に―鼻骨骨折 ~強打したら病院へ(東京慈恵会医科大学付属病院耳鼻咽喉・頭頸部外科 大村和弘診療医長)~
スポーツを楽しんでいる際や不意の転倒などで鼻を骨折することがある。東京慈恵会医科大学付属病院(東京都港区)耳鼻咽喉・頭頸部外科の大…
室内環境の改善を―シックハウス症候群 ~5千人調査、3割に可能性(千葉大学予防医学センター 鈴木規道准教授)~
頭痛や鼻水、喉の乾燥、目がチカチカするなどの症状が表れる「シックハウス症候群」。室内の空気汚染が原因の一つだ。最近、同症候群につい…
不妊治療に4月から公的保険 ~「救い」となるか~
政府が力を入れる少子化対策を背景に、不妊治療(生殖医療)への公的保険が4月から適用される。子宮などの病気や人生のキャリアへの配慮な…