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虫垂と盲腸は全く違う臓器 間違って呼ばれている病気の正体
皆さんは、「盲腸」というと、何を想像するでしょうか? おなかの右下が痛くなる腸の病気、そう考える方が多いのではないでしょうか? も…
海難事故、複数死の検視・検案に備える ~長崎大と海保が締結した類例ない協定~
周囲のほとんどを海に囲まれ、長大な海岸線と多くの島しょが存在する長崎県。海難事故で一度に複数の死者が出た場合、大学の法医学教室とし…
少ない総合診療かかりつけ医
まず「総合診療」という言葉から説明します。一般社団法人「日本専門医機構」の総合診療専門医検討委員会は、2023年7月に「総合診療専門医…
白寿の告白
間もなく100歳になろうとする男性は、老人ホームの住人だ。 「やっと、話すことができた」 それは、35年前に逝った妻にも話せなかった胸…
不正出血の原因と注意点 ~体のサインに敏感になろう~
生理時以外に性器から出血する不正出血は、決して見逃してはいけない体の変化の可能性があります。妊娠や病気のサインかもしれません。しっ…
コロナ5類移行で感染症全体が動いた
新型コロナウイルス感染症が5類に移行して1年が経過しました。移行後に予防対策が緩和されても、新型コロナの流行状況に大きな変化は起きて…
人工関節治療の課題と展望 ~広がる適応範囲~
股関節や膝、肩以外にも適応範囲が広がっているのが人工関節です。臨床現場では「自分の病気やけがにも適用できないか」と希望を抱く患者さ…
これから日本に必要なのは
2024年現在、85歳以上の方は約600万人に上ります。40年には1000万人を超えていると予想されています。また100歳以上の方は今の8万人から70…
情報不足が招く不利益
80代になったばかりの男性に、「病理検査をしないと、確かなことは言えないのですが」と前置きした上で、「甲状腺がんの未分化がんかもしれ…
「大丈夫ですか?」 ~無塩無糖によくある質問は~
無塩無糖の食生活をしている私に、知人や患者さんがしばしば同じような質問をされます。一つは、「食塩を取らずに体は大丈夫ですか?」とい…
小児外科医として働き続ける苦悩 ~時代に合った医局の在り方を問う~
多くの大学医学部と付属病院では、主任教授をトップとした「医局制度」というヒエラルキーが100年以上続いている。医局は教育、研究、臨床…
新入社員の適応障害 ~今年新たに気になる背景~
毎年5月から6月になると、目立つのが春に入社したばかりの新入社員の体調不良です。そのうち何人かは適応障害の診断を受けて休職。昨年は…
生理痛に悩む女性へ ~痛みの原因と改善方法~
生理痛は多くの女性が経験するつらい症状の一つです。なぜ起こるのか、どのように痛みを和らげることができるのか、今回はその秘密に迫りま…
「自由に動けて」意味を持つ ~欠かせない継続的リハビリ―人工関節~
これまでお話ししたように、人工関節手術は広く普及し、生活の質(QOL)の向上に貢献しています。ただ、手術単独では関節の痛みを取り除け…
飲み薬より点滴の方がよく効く? 薬の基本的な知識
前回の記事で、飲み薬と点滴の違いについて書きました。 ・飲み薬より点滴の方が効果が高いとは限らない ・重い病気の方が点滴の回数が多…
日本のかかりつけ医の現状
皆さんは「かかりつけ」について本気で考えたことはあるでしょうか。ほとんどの方は聞いたことがある程度だと思います。クリニックは大抵、…
老女と老犬の物語
地方の温泉町の古びたアパートで、老いた女性が老犬のペロと一緒に暮らしている。 女性は元芸者。部屋の壁には、長袋にくるまれた三味線…
病院はなぜ何度も患者確認を行うのか
「名前と生年月日? 何度も同じことを言わせるな。そっちで確認しろ!」 病院の待合スペースで、スタッフに向かってこのように怒鳴ってい…
月経前症候群って何? ~ストレスフルな日常を乗り越える方法~
月経前症候群(PMS)とは、月経(生理)前に現れる精神的または身体的な不調を指します。3~10日前にさまざまな症状が見られ、月経が始まる…
食塩摂取量を測るきっかけ ~「無塩無糖」でも大丈夫~
誰にも発信せずに「無塩無糖」を続けて17年が経過した頃です。年賀状に書く話題がなかったので初めて「無塩無糖17年」と書いたところ、米国…
デング熱・国内流行再燃の懸念
蚊に媒介される感染症の流行が世界各地で見られています。特にデング熱の流行がアジアや中南米で拡大しており、日本でも国際人流の再開とと…
貧困脱却へアヒル貸し出し ~ベトナムでユニークな支援~
国際関係のさまざまな場で活躍し、日本と外国との友好親善に貢献している団体や個人に贈られる外務大臣賞を2023年度に受賞した伊能まゆさん…
よりアクティブな人生を ~人工関節の技術革新で広がる選択肢~
人工関節の機械的耐久性はかつて10~20年程度といわれ、手術後における患者さんの負担もあったので「人工関節置換手術は原則1回、70歳前後…
「指導」への違和感
86歳の独り暮らしの男性が数日後に退院する。病院の主治医は、自宅へ戻ることに難色を示した。家族は、転院か施設入所を考えていた。だが、…
抜け穴だらけの医師の働き方改革 ~医療現場の「真の声」届くのか~
医師の働き方改革が2024年4月から一足遅れで本格的に施行され、医師の超過勤務には原則として年960時間の上限が設けられた。当直や休日勤務…