興梠博次 医師 (こうろぎひろつぐ)

熊本大学医学部附属病院

熊本県熊本市中央区本荘1-1-1

  • 呼吸器内科
  • 診療科長、教授

呼吸器科 内科

専門

呼吸器内科、喘息、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、肺がん、呼吸器感染症、間質性肺炎

興梠博次

興梠博次医師は、喘息・咳・アレルギーの研究分野のエキスパート。熊本大学大学院生命科学研究部呼吸器内科学分野教授も務める。呼吸器内科学の診療能力は国際的レベルにあり、喘息の研究では、臨床医学研究から基礎医学研究まで幅がひろく、アレルギー責任細胞として重要な役割を持つリンパ球や肥満細胞をコントロールすることによりアレルギー疾患の根治療法を目指している。呼吸器内科のスタッフは、呼吸器疾患の全分野の診断と治療能力を備えて、専門領域ばかりでなく内科疾患として呼吸器疾患の診療に対応しており、チーム医療体制がとられており、他の診療科や病院の診療連携がとれていることが特徴である。同院では、火曜日に興梠医師の「喘息・痰・アレルギー」の特殊外来がある。

診療内容

喘息、慢性咳嗽、慢性閉塞性肺疾患はピークフローモニタリング、喀痰などから気道炎症を評価し、患者に応じた治療を行っている。吸入手技やピークフロー測定などの指導、呼吸器リハビリを通じて患者教育、指導に力を注ぐ。「喘息の第1選択薬は吸入ステロイド薬。『ステロイド』 というと、副作用を心配して敬遠する患者もいらっしゃいますが、吸入ステロイドは気管支の局所だけに薬剤を取り込むため、少ない量で有効性が高 く、全身に回らないため、うがいをすれば副作用はほとんど心配いりません。その他、症状に応じていろんな吸入薬があり、有効性を高くする組み合わせをして治療を進めます」(興梠医師)
喘息はポピュラーな疾患だが、診断は結構難しいもの。診断では症状に加え、自覚症状の訴えや肺機能や血液検査の結果も参考にしているという。「喘息は、必ずしも根治できる疾患とは言えませんが、ステロイド吸入を基本とした治療で喘息死の危険率は大幅に低下でき、症状も十分にコントロールできる。逆に治療を怠れば肺機能が低下し、日常生活にも支障をきたす。症状が軽いうちに正しい治療を早期に開始してほしい」(興梠医師)
気管支炎、気管支拡張症、肺炎などの呼吸器感染症は、頻度の高い疾患で、細菌検査室と協力し、必要十分な抗生剤治療などを行っている。肺がんの診療では、画像解析、内視鏡、超音波内視鏡、PETの先端医療機器を使用し精度の高い診断を行い、呼吸器センターとして呼吸器外科と合同カンファレンスにて診断、手術、術後の治療、化学療法、分子標的治療、等の診療計画を設計し、診療にあたっている。間質性肺炎肺炎の診療においても、画像診断から治療まで最先端の診断と治療を提供できている。呼吸器内科全員参加のカンファレンスを週二回開催し、入院患者の診断と治療が満足できるものか検討し、最高の診療を提供するために努力をしている。

医師プロフィール

1977年 熊本大学医学部卒業、熊本大学医学部第一内科入局・同附属病院研修医
1985年 熊本大学医学部第一内科助手
1986年 カリフォルニア大学サンフランシスコ校心臓血管研究所留学
1992年 熊本大学医学部第1内科医局長
1996年   同大医学部講師
2003年 熊本大学医学部吸器内科医局長
2005年 熊本大学大学院医学薬学研究部呼吸器病態学分野教授
2007年 熊本大学医学部附属病院副病院長併任(2年間)
2008年 熊本大学医学部附属病院総合臨床研修センター長併任(1年間)
2010年 組織改変により熊本大学大学院生命科学研究部呼吸器病態学分野教授
2012年 名称変更により熊本大学大学院生命科学研究部呼吸器内科学分野教授