角田和彦 医師 (かくたかずひこ)

かくたこども&アレルギークリニック

宮城県多賀城市中央1-16-8

  • アレルギー内科、小児科
  • 院長

アレルギー科 小児科 内科

専門

アトピー性皮膚炎、じんましん、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アナフィラキシーなどのアレルギー疾患、シックハウス症候群、化学物質過敏症、殺虫剤中毒など、環境中の自然物や化学物質などの環境因子による疾患

角田和彦

角田和彦医師は化学物質とアレルギーを中心に臨床環境医学分野で診療、数百あるアレルギーの原因を突き止め、環境中や食品中の化学物質の影響を調べるため、約200項目に及ぶ問診システムを創案した。アトピー治療の第一人者であり、他の病院で治療困難な患者が多数来院する。小児・大人の両方のアレルギーに対応、きれいな空気と水、体にあった食べ物を患者に奨めアレルギーのない生活へ患者を導く。食とアレルギーの関係についてはマスコミに度々登場して、想定されるアレルギーを解決している。

診療内容

治療は約200項目に及ぶ問診から始まる。本人と家族の普段の食生活から、住宅環境、寝具の状態、防虫剤・殺虫剤の使用、洗剤、お風呂など生活の細部に及ぶ。徹底した問診でアレルギーの原因・誘因を突き止め、原因のもとになっている食品、食品中の化学物質、ダニや花粉、カビ、動物のフケや毛など環境中の自然物、環境中の化学物質に対して生活の指導をする。
アトピー性皮膚炎の治療では、アレルギーの原因物質や、必須脂肪酸の状態、殺虫剤や化学物質への反応などを検査。問診の結果や食物日誌から得られた食生活の状況などと診察による皮膚や粘膜その他の身体状態を詳細に把握。それに基いて、患者に適したアレルギー対策、食事内容、生活環境の整備を指導。接触による食物、ダニ、カビ、花粉、ペットなどのアレルギー、食べて起こるアレルギーの対策、化学物質への対策など根本的な治療を行う。食品中のトランス脂肪酸、殺虫剤、残留性化学物質、重金属などの化学物質、生活環境中の殺虫剤や合成洗剤、揮発性有機化合物など原因となっている化学物質を排除し、アレルギーを起こしにくく、化学物質による身体の障害を軽減する治療を行う。アトピー性皮膚炎が起こらない生活、食生活を本人や家族が創造できるように指導している。
アトピー性皮膚炎は、環境中に存在する食品やダニ、花粉、カビ、動物のフケや毛などのアレルギー原因物質への接触によるアレルギー反応、食べた食品中の蛋白質による皮膚でのアレルギー反応、食べた食品中のトランス脂肪酸や酸化した脂質、脂溶性化学物質などを含んだ皮脂が皮脂腺から噴出して起きた炎症反応、合成洗剤や柔軟仕上げ剤など合成界面活性剤による皮膚のバリアー機能低下と皮膚の傷の治癒遅延、環境中化学物質や食品中化学物質による神経刺激で起こるかゆみ、掻破による皮膚の損傷とバリアー機能の低下、カビや細菌の感染とそれらの微生物が産生する毒素へのアレルギー反応など複雑に絡み合って起きる。これらのアトピー性皮膚炎の原因となる状態を、生活指導しながら改善することでアトピー性皮膚炎は軽減し、強いステロイド軟膏や免疫抑制剤の使用をやめることができる。皮脂腺から分泌される油脂の中のトランス脂肪酸や酸化油脂、脂溶性汚染化学物質が減少し、正常な皮脂で皮膚が覆われ、皮膚のバリアー機能が正常な状態に回復することが大切である。
食物アレルギーは食べても起こるが、接触で起こることがまだ一般に認識されていない。他院で、原因食品を食べないようにだけ指導されて改善しない例が多数来院するが、家族の食生活を調べ、家庭内など周囲の環境から原因食品を排除すると劇的に食物アレルギーは軽減する。症状が改善されたら、日本型食生活で基本となる醗酵食品を利用しながらアレルギー反応を抑え、原因食品が食べられる方法を考えていく。
アレルギーやアトピー性皮膚炎は体内に汚染された物質が入らないように、また、体内に入ってしまった汚染物質を体外に排泄し、体を守るための防衛反応である。皮膚は犠牲になるが、体内はきれいになり、今後起こりうる血管障害(動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病など)、神経障害(うつ病や化学物質過敏症など)、内分泌障害、免疫障害、その他の障害による重篤な疾患の発病を抑えることができる。無理矢理に強い薬や免疫療法で抑えることなく、原因となる化学物質を排除、低減すれば、アレルギーやアトピー性皮膚炎を起こす必要がなくなる。
その人の遺伝子に合った食生活(日本人であれば日本型の食生活)と、有害な化学物質が少ない食事と生活環境を作り上げることで、アレルギーを起こさなくてもよい状態を創造する。米や野菜、イモ類、豆類、醤油や味噌、みりん、酢などの発酵食品を中心とした日本人が古来食べてきた食生活をめざし、食品中に含まれる有害な化学物質を極力避ける。トランス脂肪酸を含有する乳製品や牛肉は避け、良い餌で育てられた豚肉や地鶏などの食べるようにする。汚染が強い大型魚類は避け、汚染が少ない魚介類の摂取を薦めている。また、検査結果から判明した必須脂肪酸であるω(オメガ)6系脂肪酸(リノール酸やアラキドン酸)の過剰や欠乏、必須脂肪酸であるω(オメガ)3系脂肪酸(リノレン酸やエイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸)の欠乏や過剰の状態、およびそれらの脂肪酸の代謝障害を食事療法にて是正し、正常な生態反応ができるように食事を改善する(同時に高脂血症・脂質異常も改善される)。生活環境中のダニやカビ、花粉、ペットなどの対策と同時に、殺虫剤・防虫剤、トルエンなどの揮発性有機化合物を低減し、合成洗剤の使用をやめ、神経を刺激しかゆみを誘発する化学物質や過剰な人工香料の使用を避けるなどの対策を実施する。
軟膏は、原則的に弱いステロイド剤を希釈して使用する。環境中に原因となる食品やダニ、花粉、カビ、動物のフケや毛などのアレルギー原因物質や化学物質が存在する場合は、それらから皮膚を保護することが必要なため、皮膚のバリアー機能が低下したアトピー性皮膚炎部位、掻破や傷部位は保護剤として軟膏を使用する。原因物質が環境中から減少すると軟膏を使用する頻度は激減する。原因を追究して対策がとれれば、新たな皮疹の出現は少なくなるので、軟膏の使用頻度と強さを減らすことができる。
同クリニックは、小児科(アレルギー、一般小児科)、アレルギー疾患(大人を含)、シックハウス症候群・化学物質過敏症に対応し、アレルギー、化学物質に敏感な小児、化学物質過敏症の人のために設計したクリニックである。極力化学物質を低減化させた建築素材を厳選し、換気設備・空気清浄機を装備、木材から揮発するピネン、リモネン、スギ材のカディネンなどの揮発を抑え、スギ材への直接接触をさけるため、化学物質の揮発が少なくアクリルの薄い膜を作ることができる特殊な塗料を塗り重ね(セーフコート)、自然素材からできている水性ワックスで覆っている。室内は、常に外部の新鮮な空気を取り入れ、室内空気を排出できるように換気設備が配備されている。フィルターによって花粉は室内に入ってこない。空気清浄機によって室内のホコリは常に浄化されている。
患者同士の感染を減らすために、発熱した場合や強い感染力がある疾患のときは、換気設備が整った別の待合室を用意している。
環境整備や食事療法の相談ができるように相談室がある。ここでは、アレルギーっ子の生活などの本やアレルギー食品などを購入・予約できるようにしている。クリニックの2階では、アレルギーっ子を育てるために必要な知識や生活術を学ぶための学習会や料理教室の設備があり、ケーキ作りや弁当つくりなどの教室を開催している。
子供たちの創造力を伸ばし、豊かな心を育てるために、プークの人形劇を見る会、夏祭りなどさまざまな行事を実施している。待合室には、絵本や図鑑、創造性を高めるような木のおもちゃ、院長が作った手作りおもちゃなどがおいてあり、常時遊ぶことができる。

医師プロフィール

静岡県出身
1973年4月 東北大学医学部 入学
1979年3月 東北大学医学部 卒業
1979年9月 東北大小児科研修終了
1979年10月 坂総合病院外科、消化器内科、循環器内科、呼吸器内科、産婦人科にて勤務
1981年4月 坂総合病院小児科勤務
1984年4月 東北大医学部小児科循環器所属
1986年3月 東北大医学部小児科循環器所属終了
1986年4月 坂総合病院小児科勤務、小児科科長
2004年10月 かくたこども&アレルギークリニック開業

「アトピー性皮膚炎」を専門とする医師