医師の紹介
パーキンソン病ではL-ドパやドパミンアゴニストなどの治療薬が広まっているが、薬物療法によってウェアリング・オフ現象やジスキネジアなどが現れることもあり、匙加減の難しいところがある。そのため、服部医師の元には全国からパーキンソン病患者が訪れているという。同院では薬物療法のほか、脳深部刺激療法(DBS)やレボドパ・カルビドパ経腸療法(LCIG)などのデバイス補助治療にも対応。症状を和らげるためにはリハビリテーションも有効であるため、同院ではリハビリ指導も行っている。
「セカンドオピニオンで訪れた患者さんの中には、絶望感で嗚咽を漏らすような方もいらっしゃいます。でも、治療が進んだ今、パーキンソン病はほぼ天寿を全うできる病気になってきました。進行を抑えて100歳まで生きることも不可能ではないので、明るく前向きに、一緒に病気をコントロールしていきたいと考えています」(服部医師)
診療を受けるには
医師プロフィール
1995年 順天堂大学医学部神経学講座助手
2006年 順天堂大学医学部・神経学講座教授(現職)
2019年より同大学大学院医学研究科長・医学部長を併任
所属学会
日本パーキンソン病・運動障害疾患学会 理事
日本神経学会 理事
「パーキンソン病診療ガイドライン」作成委員会 委員長
【主な受賞歴】
2001年 順天堂大学同窓会学術奨励賞
2002年 第39回ベルツ賞1等賞
2003年 日本神経学会賞
2005年 トムソンサイエンティフィック社Research Fronts Award
2012年 文部科学大臣賞科学技術賞
2017年 日本神経学会楢林賞
主な著書
『最新版 順天堂大学が教えるパーキンソン病の自宅療法』(2018年 主婦の友社)
同じ疾病を専門とする医師一覧
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順天堂大学大学院医学研究科 共同研究講座 次世代型ビューティ&ウェルネス医療研究講座 研究責任者
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研水会 高根台病院
顧問 センター長