齊藤延人 医師 さいとうのぶひと

東京大学医学部附属病院

東京都文京区本郷7-3-1

  • 脳神経外科
  • 教授 科長

専門

脳血管障害、脳深部腫瘍、頭蓋底腫瘍、顔面痙攣、三叉神経痛

医師の紹介

 所属する脳神経外科では、主に脳腫瘍、脳血管障害、脊椎脊髄疾患、機能的疾患、小児奇形、頭部外傷などの疾患の診療を行っている。手術治療では、脳機能を最大限に温存するために脳機能モニタリングや術前・術中の大脳機能マッピングなどを積極的に取り入れている。手術治療が難しい脳深部や頭蓋底部の腫瘍、脳動脈瘤、難治性てんかんなど数多くの臨床経験を持ち、それら難治性疾患に対して最新の手術機器(手術顕微鏡、ナビゲーションシステム、神経内視鏡、手術モニタリング装置、血管造影装置、ガンマナイフ等)を駆使して良好な治療成績をあげている。
 専門外来として、脳腫瘍、てんかん、もやもや病、VHL・NF、血管内治療を開設。中でもVHL・NF専門外来は、全国でも数少ない外来で、家族性脳腫瘍疾患の対象患者さんに診療やVHL病に対する遺伝子診断や、当院臨床ゲノム診療部と連携し遺伝カウンセリングも行っている。難しい疾患に対しても他科とのスムーズな連携により、専門家と協力して合同医療チームをつくり、治療に当たっている。
 当科は、日本脳神経外科学会専門医訓練施設、日本てんかん学会専門医研修施設に認定され、治療困難な脳血管疾患や脳腫瘍に対する各種新規治療法の開発にも積極的に取り組んでいる。
 東京大学脳神経外科学教室が、国際的な雑誌のNewsweek誌で、世界の優秀な病院ランキング「World's Best Specialized Hospitals 2021」Neurosurgery(脳神経外科)部門の世界12位、国内1位に選出された。

診療を受けるには

原則予約制。予約センターTEL:03-5800-8630 10:00~17:00(平日)

医師プロフィール

1987年 東京大学医学部医学科卒業
     東京大学医学部附属病院脳神経外科および関連病院に勤務
1989年 米国国立衛生研究所(NINDS, Stroke branch)留学
1994年 東京大学脳神経外科助手
2000年 群馬大学脳神経外科講師
2002年 群馬大学脳神経外科教授
2006年 東京大学脳神経外科教授
2015年 東京大学医学部附属病院長 (兼務〜2019年)
2019年 東京大学大学院医学系研究科長・医学部長(兼務〜2021年)
2021年 東京大学理事・副学長(兼務〜現在)

所属学会

医学博士、日本脳神経外科学会専門医、日本脳卒中学会専門医
日本脳神経外科学会常務理事、日本脳腫瘍の外科学会理事長、日本脳卒中学会理事

主な著書

融合3次元画像で見える脳神経外科手術戦略(金太一、齊藤延人著).東京;中外医学社,2022
NS Now 脳幹・脳深部の手術 手術アプローチの基本と手術の考え方 (担当編集:斉藤延人).東京;メジカルビュー社, 2018

医師発信欄

東京大学脳神経外科:https://www.h.u-tokyo.ac.jp/neurosurg/
新専門医制度について「高齢化で急増する泌尿器疾患」:https://medical.jiji.com/column4/160
(更新日:2024年11月18日)

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