痛風性関節炎〔つうふうせいかんせつえん〕

 足の親指(母趾〈ぼし〉)の付け根は痛風発作がもっともよく起こる場所です。男性で原因がはっきりしないのに、この部位に急に痛みと発赤(ほっせき)が生じた場合には痛風発作を考える必要があります。ふだんの血液検査で尿酸値が高めの人では、なおさら痛風の可能性が高まります。
 痛風は血液中の尿酸という物質が多すぎるために起こる病気です。血液中に溶けきれない尿酸が関節の中に徐々に蓄積されていき、この蓄えられた尿酸が関節炎をひき起こします。尿酸の蓄積は徐々に進みますが、関節炎は急に起こることが特徴で、まったく思いあたる原因がないこともあれば、軽く母趾をひねったなど、ささいなきっかけによって炎症が生じることもあります。なお、痛風発作が女性に起こることはまれです。
 症状は母趾の付け根の強い痛みで、はれや発赤を伴い細菌感染による蜂窩織(ほうかしき)炎と症状が似ていますので、疑わしい場合は医師による診療を受ける必要があります。
 鎮痛薬の服用などで症状は数日で軽快しますが、痛風発作を起こした人は再発予防のため血液中の尿酸の濃度をコントロールする薬を継続的に服用する必要があります。
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