トキソプラズマ症〔ときそぷらずましょう〕

 感染したネコの便やブタ肉のなかのトキソプラズマ虫体を口から取り込んで感染します。人体に取り込まれたトキソプラズマ虫体は小腸内で増殖型の虫体になり、全身の組織に散布されます。体内に散らばった虫体が分裂して増殖することによって、からだの組織が破壊されて炎症を起こします。おもな症状はリンパ節炎です。成人の20%以上は、すでに知らないうちにトキソプラズマ症に感染して抗体をもっています。
 問題になるのは、妊娠中に母体がはじめて感染したときです。死産や流産しなかった場合には、産まれてくる子どもに将来、脈絡膜炎(みゃくらくまくえん)などの先天性トキソプラズマ症の症状が出ることがあります。
 最近では、抗体をもっていない出産可能な女性がふえていますので、妊娠中にはじめて感染する確率が高くなっています。未感染の女性はネコの糞を素手でさわったり、ブタ肉を扱ったあとにはよく手を洗うなどの予防が必要です。
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