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暑さによる頭痛 ~片頭痛の人は要注意(富士通クリニック 五十嵐久桂医師)~
片頭痛のある人は、炎天下に出歩くと頭が痛くなりがち。その原因と対処法について、富士通クリニック(川崎市)頭痛外来の五十嵐久佳医師に…
動脈が硬い人は要注意 ~高率で脳小血管病に(琉球大学大学院 石田明夫准教授)~
脳の小さな血管が障害され、脳卒中や認知症のリスク因子になるとされる「脳小血管病」。琉球大学大学院循環器・腎臓・神経内科学(沖縄県西…
進歩した造血幹細胞移植 ~移植後の苦しみ救済が課題~
白血病をはじめ「血液のがん」といわれる病気は厳しい病気だ。有効な治療法とされるのが、血液のもとになる造血幹細胞の移植で、ドナー(細…
減塩、睡眠時間確保が大切 ~被災後の高血圧対策(南三陸病院 西沢匡史副院長)~
地震などの被災者は血圧が上昇することがある。1カ月ほどで落ち着くことが多いが、その後も注意が必要な人もいる。災害後に生じる高血圧の…
ピアスや歯科材料も原因 ~金属アレルギー(藤田医科大学ばんたね病院 矢上晶子教授)~
ネックレスやピアスなどの金属製装飾品に繰り返しかぶれる。歯科治療をきっかけに口腔(こうくう)粘膜や舌が白く変色し、手足に湿疹ができ…
筋肉のけいれんか ~肋間神経痛(横浜市立大学付属市民総合医療センター 北原雅樹部長)~
誰でも一度は聞いたことがあるだろう「肋間(ろっかん)神経痛」。肋骨(ろっこつ)と肋骨の間にある末梢(まっしょう)神経に、痛みが走る…
暑さに慣らす ~暑熱順化、熱中症に備え(日本医科大学付属病院 横堀將司・高度救命救急センター長)~
例年、梅雨明け後から8月上旬にかけて全国的に熱中症の発症がピークとなる。日本医科大学付属病院(東京都文京区)の横堀將司・高度救命救…
利点多い精神科オンライン診療 ~対面と同等の効果(慶応義塾大学 岸本泰士郎特任教授)~
うつ病をはじめとする精神疾患は誰もがかかり得る病気だが、精神科の受診になかなか踏み切れない人も多い。そのような場合にハードルを下げ…
他人の便を移植して治療―潰瘍性大腸炎 ドナーの募集スタート
腸内細菌を活用した医療技術や医薬品の研究、開発が進んでいる。人間の腸管に生息する細菌の集団「腸内細菌叢(さいきんそう)」は、私たち…
安易な抗菌薬使用控えて ~薬が効かなくなる薬剤耐性(国立国際医療研究センター病院 藤友結実子室長)~
本来治療効果があるはずの薬が効かない、あるいは効きにくくなる薬剤耐性(AMR)。主な原因は、抗菌薬(抗生物質)の不適切な使用で、耐…
将来に備える卵子凍結 ~利点とリスク(済生会横浜市東部病院 佐々木拓幸医長)~
健康な女性が将来の妊娠に備える選択肢の一つとして、未受精卵子を凍結する「社会的適応による卵子凍結」がある。医療関係者からは慎重な意…
妊婦、高齢者、免疫不全者は要注意 ~リステリア症(埼玉医科大学総合医療センター 岡秀昭教授)~
リステリア症は、土の中などにいるリステリア・モノサイトゲネスという細菌に汚染された食品を介して伝染する感染症だ。健康な人は感染して…
心肺蘇生術とAEDで救命率向上 ~女性への使用ためらわないで(熊本大学大学院 辻田賢一教授ら)~
心停止となった人に対しては、救急車到着までに心臓マッサージとともに、自動体外式除細動器(AED)を使うと救命率が大きく上がる。ただ…
子どもに多い外側円板状半月板 ~屈伸時、膝の外側が痛む(大阪公立大学大学院 西野壱哉病院講師)~
子どもが膝を曲げ伸ばしする時に膝の外側を痛がる、あるいは関節が引っ掛かる、外れる感じを訴える―。こういった症状が出ると、膝関節内に…
災害医療支える移動薬局 ~モバイルファーマシー(岐阜薬科大学 林秀樹教授)~
東日本大震災では、多くの医療施設がダメージを受け機能を失った。施設内外の薬局も同様だ。その経験から生まれたのが、移動薬局車両「モバ…
トコジラミ被害が増加 ~殺虫剤に抵抗性(兵庫医科大学病院 夏秋優教授)~
国内外でトコジラミの被害が相次いでいる。兵庫医科大学病院(兵庫県西宮市)皮膚科の外来診療でもコロナ禍の3年間を除き、2010年ごろ…
使える助成制度の活用を ~がん治療に伴う「経済毒性」(愛知県がんセンター 本多和典医長)~
がん治療は進歩し、患者の5年生存率は6割強まで向上した。一方、医療費の支払いに加え、発病をきっかけとした休職・退職による収入減など…
死亡率高い薬疹も ~早期治療し重症化防ぐ(新潟大学大学院 浜菜摘講師)~
薬の副作用で起こる発疹を薬疹という。さまざまな薬疹の中で最も重症とされるのが、スティーヴンス・ジョンソン症候群(SJS)と中毒性表…
QOL向上に期待 ~遺伝性血管性浮腫(災害医療センター 佐々木善浩医長)~
皮膚や粘膜が突然腫れるといった症状を繰り返し、場合によっては命に関わる例もある遺伝性血管性浮腫(HAE)は、国が指定する難病の一つ…
男女差無く発症 ~急性大動脈解離(熊本大学病院 辻田賢一教授)~
心臓から全身に血液を送る大動脈が何らかの原因で突然裂け、命を落とす危険もある急性大動脈解離。これまで男性に多いとされてきたが、熊本…
訪問歯科診療の活用を ~命に関わる口の健康(日本訪問歯科協会 守口憲三理事長)~
元気で長生きするためには、口の中の健康が欠かせない。歯科医院に自力で通えなくなったときに利用できる「訪問歯科診療」について、日本訪…
触覚伝える手術支援ロボット ~精度向上、患者の負担軽減に(東京医科歯科大学病院 絹笠祐介教授)~
患者の体に入れた内視鏡や器具が接続されているアームを、医師が患部の画面を見ながらハンドルで遠隔操作するロボット手術。最近は、触覚を…
早めに熱中症対策を ~昨年以上の猛暑に備える~
今年の初夏は夏日(最高気温25度以上)や真夏日(同30度以上)が各地で相次ぎ、梅雨明け前から真夏日が続くような猛暑となる可能性もあ…
不顕性肝性脳症 ~交通事故や転倒にも(岐阜大学大学院 三輪貴生医師)~
肝硬変患者は交通事故や転倒・骨折など不慮の事故が多いという。これには肝硬変の合併症の一つである肝性脳症の関与が指摘されている。初期…
骨折の連鎖に注意 ~適度な運動、骨密度測定を(兵庫医科大学病院 楠川智之病院助手)~
加齢などで骨の量が減り強度が弱まる骨粗しょう症では、転んだ程度のわずかな力が加わっても骨折してしまう脆弱(ぜいじゃく)性骨折の危険…