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体調不良が長期に続く慢性疲労症候群 頑張り過ぎず、症状安定を目指す(大阪市立大学医学部付属病院客員教授 倉恒弘彦医師)
突然、強い倦怠(けんたい)感に見舞われ、微熱や立ちくらみなどの症状が続く「慢性疲労症候群」。筋痛性脳脊髄炎とも呼ばれ、全身の筋肉痛…
頭髪に寄生するアタマジラミ 集団発生には正しい知識で対応を(国立感染症研究所昆虫医科学部 葛西真治部長)
アタマジラミはヒトにのみ寄生する3種類のシラミ(他にケジラミ、コロモジラミ)の一種で、頭髪に寄生する。保育園や小学校などで集団発生…
専門医の指導下で「食べて治す」 子どもの食物アレルギー(国立病院機構相模原病院臨床研究センター 佐藤さくら医師)
子どもから大人まで幅広い年齢層に見られる食物アレルギー。特に子どもの場合、年齢によって注意が必要な食べ物は異なる。国立病院機構相模…
乳がん術後の慢性的な痛み 薬による適切な治療で軽減(横浜市立大学付属市民総合医療センターペインクリニック内科 小島圭子医師)
乳がんで乳房を切除した後、手術側の胸や脇の下、上腕にヒリヒリするような痛みが長期間続く場合、「乳房切除後疼痛(とうつう)症候群(P…
マスク・手洗い、きちんとできていますか? 新型コロナ、感染制御の看護師に聞く
2度目の緊急事態宣言が出されるなど、新型コロナウイルス感染症の拡大で、マスクの使用や手洗い・手指の消毒の徹底が当たり前になった。し…
認知度低いガス型過敏性腸症候群 おなかの張りとおならに悩む(心と体のクリニック 大林正博院長)
過敏性腸症候群(IBS)は、一般に「下痢型」「便秘型」「混合型(下痢と便秘を繰り返す)」に分類されるが、おならに困る「ガス型」もあ…
事故につながる夜間視力の低下 加齢のほか目の病気が原因の場合も(東京大学医学部付属病院眼科 相原一科長)
昼間に比べて夜間は物が見えにくくなり、自動車の運転中に事故を起こすリスクが高くなる。これは目の仕組みによるものだが、特に高齢者では…
ウイルスによる神経難病 HTLV―1関連脊髄症(聖マリアンナ医科大学病院脳神経内科 山野嘉久教授)
ヒトT細胞白血病ウイルス1型(HTLV―1)に感染している人の一部に発症する「HTLV―1関連脊髄症(HAM)」は、進行性の両下肢ま…
女性だけでなく男性にも―体の冷え がんや感染症のリスクも(東京有明医療大学保健医療学部鍼灸学科 川嶋朗教授)
“万病のもと”と言われる「冷え」は、女性だけでなく男性にも少なくない。しかし、男性と女性では冷えに対する意識に大きな違いがあり、男性…
早めに服用して自然な眠りへ 睡眠薬の適正使用(杏林大学医学部付属病院精神神経科 中島亨兼担教授)
国内では成人のおよそ5人に1人が睡眠に対する悩みを抱えており、20人に1人が睡眠薬を服用しているとの報告がある。不眠症は今や国民病…
失神や転倒でけがも―起立性低血圧 原因見極めて(伊藤メディカルクリニック 伊藤幹彦院長)
起立性低血圧は、寝ている状態や座っている状態から急に立ち上がった時に血圧が下がり、立ちくらみやめまい、目のかすみなどの症状が起こる…
艦詰日記〜ダイヤモンド・プリンセス号乗船から帰国まで〜⑧ ドアを施錠し消毒徹底、これが「隔離」だ
【時事通信社「厚生福祉」2020年9月8日号の連載「艦詰日記〜ダイヤモンド・プリンセス号乗船から帰国まで」第8話を転載】~~~~~~~~…
全身に広がる皮膚の炎症―高齢者の紅皮症 赤い発疹あれば速やかに受診を(国立長寿医療研究センター皮膚科 磯貝善蔵部長)
全身の皮膚が赤みを帯び、角質がぼろぼろ落ちる紅皮症(こうひしょう)。「高齢者の場合、対応が遅れると命に関わる事態に陥りかねません」…
高度肥満症に「腹腔鏡下スリーブ状胃切除術」 食べる量減らし減量促す(兵庫医科大学病院上部消化管外科 倉橋康典講師)
胃の一部を切除して胃を小さくし、食べる量を減らして減量を促す「腹腔(ふくくう)鏡下スリーブ状胃切除術」が高度肥満症の治療として行わ…
食事でがんを予防できるか 特定の食品の過剰摂取で弊害も(国立がん研究センター社会と健康研究センター 津金昌一郎センター長)
がんの予防の観点から、食生活とがんとの関連についての研究が進みつつある。最新の科学的根拠(エビデンス)に基づき、がんのリスクを高め…
免疫療法で長期生存に期待 広がる食道がんの薬物治療(慶応大学病院消化器内科 浜本康夫准教授)
飲酒や喫煙が関係し、年配の男性に多く発生する食道がん。かつては薬物治療の選択肢は限られていたが、2020年2月にがん免疫療法薬が使…
一般向け早期接種に課題 新型コロナウイルスのワクチン
英国や米国で、医療従事者らを対象に新型コロナウイルス感染症のワクチン接種が始まり、日本国内でもワクチン接種への期待が高まっている。…
治りづらい骨折―偽関節 専門の医療機関で治療を(昭和大学横浜市北部病院整形外科 李相亮講師)
偽関節は難治骨折とも呼ばれ、骨折した骨同士がくっついていない状態を指す。骨折の損傷がひどかったり、適切な治療が行われなかったりする…
進行がんでも治療に希望―非小細胞肺がん 遺伝子異常のタイプで薬を選ぶ時代に(兵庫県立がんセンター 里内美弥子副院長)
肺がんは進行するまで自覚症状がない場合が多く、最も進行したⅣ期で発見されることも少なくない。しかし、肺がんの大半を占める「非小細胞…
歯がすり減る歯ぎしり、食いしばり 生活の乱れ改善し、睡眠の質向上を(昭和大学歯科病院 馬場一美院長)
睡眠中の歯ぎしりや食いしばりは、歯が欠けたり折れたりする原因になることがある。放置すると虫歯や歯周病の悪化にもつながる。無意識に行…
個人の感染防止策に限界 新型コロナ、専門家が強い危機感
本格的な冬を迎え、新型コロナウイルスの感染者や重症患者が急増し、感染確認者数は過去最高を更新している。政府が「Go To トラベル…
5人から感染力強いコロナ変異種 日本の備えは大丈夫か?
新型コロナウイルスは、強い感染力と発症前からウイルスが飛散するという特性のために、パンデミック(世界的流行)を起こしている。英国で…
「学校に行きたくない」 コロナ禍の子どもにストレス
新型コロナウイルス感染症によって一時、小学校や中学校などが休校に追い込まれた。その後、登校が再開され、「子どもたちの生活は日常に復…
柔道などの競技者で集団感染も トリコフィトン・トンスランス感染症(順天堂大学大学院スポーツ健康科学研究科 広瀬伸良教授)
柔道、レスリングなど相手の肌に強く接触する競技を行う若者の間で、カビ菌(真菌)による皮膚感染症の発症が問題となっている。原因菌は真…
1時間でコロナ判定 持ち運び式機器を配備へ─神奈川県
神奈川県は7月、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、アタッシェケース型の感染判定機器「Life Case(ライフケース)」を開発した。医療機…