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「減酒」も治療選択肢に ~アルコール依存症の重症化防ぐ~
アルコール依存症の患者は約107万人。危険な飲酒をしている人は推定で約1039万人に上ると推定されている。「アルコール健康被害の進…
日常生活に支障―リンパ浮腫 治療の選択肢も広がる(JR東京総合病院リンパ外科・再建外科 三原誠医師と原尚子医長)
リンパ管が何らかの原因でふさがってむくむリンパ浮腫。大半はがんの手術後などに起こる。JR東京総合病院(東京都渋谷区)リンパ外科・再…
温水洗浄便座で皮膚炎に お尻の洗い過ぎ注意(辻仲病院柏の葉肛門外科 赤木一成部長)
一般家庭にも広く普及した温水洗浄便座は肛門などを清潔に保てる上に使用後に気持ちまですっきりするが、使い方を誤ると、肛門周囲に皮膚炎…
生活習慣病とうつの関係 負のスパイラルを防ぐ(帝京大学医学部付属病院メンタルヘルス科 功刀浩教授)
うつ病は肥満や糖尿病などの生活習慣病と互いに負のスパイラルで関連すると、国立精神・神経医療研究センターや諸外国の研究から指摘されて…
病院の7割超「質が低下」 ~コロナ禍の面会制限が影響~
新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、末期がんなどの患者が最後を過ごす緩和ケア病棟を抱える病院の7割超が、患者や家族へのケアの質が…
乳幼児の小まめなスキンケア ~アレルギー予防に重要~
夏、皮膚が敏感な乳幼児は日焼けだけでなく、「あせも」や「かぶれ」などの皮膚トラブルに悩まされる。これらのトラブルは皮膚の防御機能を…
マスクでの皮膚炎を防ぐ 感染対策と両立の工夫を(東京医科歯科大学医学部付属病院皮膚科 高山かおる臨床准教授)
新型コロナウイルス感染症の予防には不織布マスクの高い飛沫防止効果が知られている。しかし、肌荒れや湿疹、耳の痛みなどに悩む人も多い。…
早期がんの選択肢―内視鏡的粘膜下層剥離術 体への負担軽く、生活の質を維持(虎の門病院消化器内科 布袋屋修部長)
口や肛門から内視鏡を入れてがんを切除する内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)が2006年に胃がん、08年に食道がん、12年に大腸がんの…
専用アプリで禁煙治療 薬物と併用するデジタル療法(株式会社CureApp 代表取締役社長・佐竹晃太医師)
保険診療によるニコチン依存症治療(禁煙治療)が始まって15年が経過した。標準的治療は12週間の薬物療法と5回の診察だが、昨年12月…
足に赤紫色のあざが表れる―慢性色素性紫斑 歯周病や喉の炎症が原因に(みらいクリニック 今井一彰院長)
赤紫色の紫斑が下肢の皮膚を中心に表れ、長期間消えづらくなる「慢性色素性紫斑」。主に中高年に見られる皮膚疾患で、完治は難しいとされる…
不妊治療の参考「AMH値」 妊娠可能性と直結しない(群馬大学医学部付属病院産科婦人科 岩瀬明教授)
不妊検査で測定する項目の一つに、発育中の卵胞から分泌される抗ミュラー管ホルモン(AMH)がある。妊娠可能性を示す数値と考えられるの…
繰り返すと視力低下の原因に―角膜ヘルペス 再発の兆候を素早くつかみ治療を(東京女子医科大学病院眼科 高村悦子医師)
角膜ヘルペスは単純ヘルペスウイルス(HSV)が角膜に感染して発症する病気だ。治療が不十分だったり重症化したりすると、視力の改善が難…
デルタ株の感染力、インフルの4倍 ~「新しい危険なウイルス」~
猛威を振るっている新型コロナウイルスのデルタ株について、米疾病対策センター(CDC)は、感染力が水痘(水ぼうそう)並みに強いとの見…
無動・無反応になる「緊張病症候群」 電気刺激で脳機能を改善(足利赤十字病院精神科 高田武人医師)
強い緊張を契機に体の動きが止まり、精神活動が低下して無反応になる状態を繰り返す場合、「緊張病症候群」の可能性がある。「あがり症」と…
一般病院の赤字割合が拡大 ~療養型病院と精神科病院では縮小~ 2019年度病院の経営状況分析
福祉医療機構(以下、機構)のデータに基づき、コロナ禍前の2019年度(令和元年度)の病院の経営状況について分析した。なお、病院の類型に…
東京都の感染、1日1万人の可能性 ~「感染爆発」に強い危機感―舘田・東邦大教授~
東京都の新型コロナウイルスの新規感染者数が数千人に上り、地方でも感染が拡大している。背景には、感染力が非常に高いデルタ株の登場があ…
高齢者の夜間頻尿 転倒や骨折の危険も(東邦大学医療センター大橋病院泌尿器科 関戸哲利診療部長)
高齢になると、夜中に何回もトイレに起き、そのたびに足元がふらついて転倒の危険が高まる。東邦大学医療センター大橋病院(東京都目黒区)…
ぜんそくに新タイプの吸入薬 1剤に3成分配合で利便性向上(帝京大学医学部付属病院内科 長瀬洋之教授)
炎症によって気道が狭くなり、せきや呼吸困難といった症状が表れる気管支ぜんそく。炎症を抑える吸入ステロイド薬など複数の薬剤を使用して…
パートナーと治療を―骨盤内炎症性疾患 適切な対処で不妊リスクを回避(東京ベイ・浦安市川医療センター感染症内科 織田錬太郎医長)
骨盤内炎症性疾患(PID)は主に女性生殖器の感染症で、性行為で感染する。炎症の場所で症状が異なり、しばしばPIDと結びつかないこと…
紫外線でできる皮膚がん 早期なら治療可能―日光角化症(虎の門病院皮膚科 林伸和部長)
紫外線を年中浴びていると、しみやいぼ、しわなどに加えて、皮膚がんができやすくなる。日光角化症は紫外線による皮膚がんの一種。虎の門病…
突然聴力に支障―突発性難聴 治療の遅れで後遺症も(近畿大学病院耳鼻咽喉科 土井勝美教授)
突発性難聴は、健康な人の耳がある日突然片方だけ聞こえにくくなる病気だ。治療が遅れると完治が難しくなる。「後遺症を残さないためには、…
飲み過ぎ?熱中症? ~危険性高い夏の「路上飲み」~
緊急事態宣言による飲食店での酒類規制で、駅前や公園に集まっての「路上飲み」が新型コロナウイルスの感染防止の観点から問題になっている…
ピロリ菌未感染の胃がん 定期的に内視鏡検診を(日本医科大学付属病院内視鏡センター 貝瀬満特任教授)
国内の胃がんの死亡率が男女ともに減少した理由としてヘリコバクター・ピロリ菌(以下ピロリ菌)の感染者の減少、除菌治療の普及などが挙げ…
風邪の後に手足のしびれ 新薬開発が大きく前進―ギラン・バレー症候群(千葉大学医学部付属病院脳神経内科 三澤園子准教授)
風邪や下痢などの後に、手足のしびれや筋力低下が表れるギラン・バレー症候群。標準的治療は確立しているが、全ての患者が完全に治るわけで…
日本における不妊症患者支援政策小史(上) 不妊治療助成の経緯と保険適用に向けた検討状況
1.はじめに 竹取物語や桃太郎、花咲か爺など、長年語り継がれてきた昔話には、もともと子どもがいなかった老夫婦の物語が少なくない。竹や…