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その飛蚊症、本当に年のせい? 網膜裂孔の可能性も(おおしま眼科クリニック 大島佑介院長)
物を見ている時、小さな虫や糸くずのようなものが視界を流れる飛蚊(ひぶん)症という目の症状がある。ほとんどが加齢による生理的変化で心…
治療の選択肢が拡大―慢性じんましん 重症例に月1回の注射薬が有効(横浜市立大学付属病院皮膚科 猪又直子医師)
かゆみを伴う皮膚の赤い腫れ(膨疹=ぼうしん)が表れては消えるといった状態を6週間以上繰り返す「慢性じんましん」。原因は特定できず、…
成長期に多いスポーツ選手の膝痛 オスグッド病の予防と治療(東京大学医学部付属病院整形外科・脊椎外科 武冨修治講師)
オスグッド・シュラッター病(以下、オスグッド病)は、成長期の子どもの膝に発症するスポーツ障害だ。サッカーやバスケットボールなどのス…
幼児の難聴を招く―先天性サイトメガロウイルス感染症 子どもから妊婦経由し胎児へ(神戸大学医学部付属病院産科婦人科 山田秀人教授)
幼児に生じる難聴の原因の一つに先天性サイトメガロウイルス(CMV)感染症がある。CMVは妊娠中の母親から胎児への感染頻度が高いウイ…
1日5分の体操で解消―緊張型頭痛 習慣化して継続(よみうりランド慶友病院 荒木信夫副院長)
頭全体が重苦しい、あるいは締め付けられるように痛む「緊張型頭痛」。慢性頭痛の中で最も多く、国内に2000万人以上いると推計されてい…
皮膚の張りの低下や乾燥に注意 高齢者の「スキンフレイル」(淑徳大学看護栄養学部 飯坂真司准教授)
高齢者の皮膚は乾燥して張りや潤いを失い、外からの刺激に弱くなっている。脆弱(ぜいじゃく)な皮膚は、わずかな力が外から加わっただけで…
マスク、手洗いとも80%以上が励行 家庭内感染には危機感薄く
冬になり寒さと乾燥が進むにつれて、新型コロナウイルス感染症の患者が各地で増加している。欧州各国だけでなく、日本でも「第3波」が猛威…
血糖値が正常でも油断は禁物 「隠れ糖尿病」に要注意(東邦大学医療センター大森病院糖尿病・代謝・内分泌センター 内野泰准教授)
国民病とも言われる糖尿病。健康診断でその目安となる空腹時血糖値(前日の夜から飲食を控えて、10時間以上経過後の空腹時に測定した血糖…
中高年女性に多い難病―自己免疫性肝炎 治療後に再燃も(国際医療福祉大学成田病院消化器内科部長 海老沼浩利医師)
自己免疫性肝炎は50代以降の女性に多い難病で、自覚症状に乏しく、多くが慢性的に進行するため、健康診断で偶然発見されるケースが大半だ…
口周りの筋肉の機能を改善―歯ヨガ 虫歯や歯周病を予防、免疫力アップ(小島歯科医院 小島理恵副院長)
「歯ヨガ」は、かむ、飲み込む、話すなどに使う口周りの筋肉(口腔=こうくう=筋)をバランス良く動かせるよう、マッサージと体操を組み合…
繁華街 歌舞伎町の新型コロナ対策 ~対話重視と積極的PCR検査が効果~
東京都内有数の繁華街である歌舞伎町を擁する新宿区では、7月の新型コロナウイルス感染者数が約1200人に上り、その多くが接待を伴う店…
発汗せず体温上昇、熱中症の危険も 特発性後天性全身性無汗症(東京医科歯科大学医学部付属病院皮膚科 横関博雄科長)
気温や湿度が上昇して体温が上がると、発汗して体温を下げる機能が体内に備わっている。特発性後天性全身性無汗症(AIGA)は、汗をかく…
口から飲むカプセル内視鏡 苦痛なく腸内の病変を検査(慶応大学病院内視鏡センター 緒方晴彦教授)
大腸がん検診で受けた便潜血反応検査の結果が陽性なら、2次検査に進むが、内視鏡検査を勧められても「怖い」「痛そう」「恥ずかしい」とい…
検査で異常ないのに胃に不快感 不安やストレスによる機能性ディスペプシア(兵庫医科大学病院 三輪洋人副院長)
不安などのストレスがきっかけとなって胃に不快な症状が起こり、それが繰り返し続くようであれば機能性ディスペプシアという病気の可能性が…
乾いたせきや息切れ―過敏性肺炎 生活環境の改善が鍵(神戸大学医学部付属病院呼吸器センター 西村センター長)
過敏性肺炎は、何らかのアレルギー反応が原因で生じる肺炎だ。症状は乾いたせきや発熱などで、初診時に診断されるケースは少ない。神戸大学…
遺伝子に働き掛けて筋力低下遅らせる デュシェンヌ型筋ジストロフィーに新薬(国立精神・神経医療研究センター病院 小牧センター長)
国の指定難病で、全身の筋力が低下する筋ジストロフィー。さまざまなタイプ(病型)があるが、小児期発症の筋ジストロフィーの中で患者数が…
HIV感染症に伴う認知機能障害―HAND 加齢とともに増え、25%で発症(東京医科大学病院臨床検査医学科 木内英主任教授)
エイズウイルス(HIV)感染症は治療法の進歩により、もはや「死の病」ではなくなった。しかし、HIV感染者の高齢化が進み、新たな問題…
外出渋るのは黄信号 上手に乗り越えたいコロナ禍の精神不調(伊藤クリニック 伊藤英樹院長)
新型コロナウイルス感染症の流行により生活様式の変更を迫られる中、精神面の不調を感じる人は少なくない。コロナ禍における精神的影響や不…
中高年女性に多い内くるぶしの痛み 加齢や捻挫から起こる後脛骨筋腱機能不全(京都府立医科大学付属病院整形外科 生駒和也准教授)
後脛骨筋腱(こうけいこつきんけん)機能不全(PTTD)とは、加齢や捻挫によって内くるぶしの後ろにある後脛骨筋腱が変化して断裂が起こ…
妊娠中の歯肉炎に注意 早産・低体重児出産招く恐れも(総合南東北病院オーラルケア・ペリオセンター 和泉雄一センター長)
妊娠するとホルモンバランスが変化し、虫歯や歯肉炎にかかりやすくなる。歯茎が赤く腫れてきたら「妊娠関連歯肉炎」の可能性が高い。放置し…
免疫の異常で毛根を攻撃 新薬の開発進む円形脱毛症(米元皮膚科医院 斉藤典充副院長)
ある日突然、髪の毛が円形や楕円(だえん)形に抜け落ちる円形脱毛症。硬貨大の脱毛部が1カ所にとどまることもあるが、半年くらいの間に急…
スポーツで起こる息切れやせき―運動誘発性ぜんそく アレルギーの治療経験者は高リスク(日本スポーツ内科学会 田中祐貴代表理事)
運動を始めるとすぐに、息切れやせき、たんなどの症状が出て、周囲から後れを取るアスリートは少なくない。日本スポーツ内科学会の田中祐貴…
まれではない「子どもの片頭痛」 薬と1~2時間の安静で対処(埼玉国際頭痛センター 坂井文彦センター長)
頭の片側が脈打つように痛む片頭痛は若い女性に多い印象があるが、子どもに起きることもまれではない。ひどい頭痛に吐き気や嘔吐(おうと)…
薬で鼓膜の再生促す 外来で治療が可能に(慶応大学病院耳鼻咽喉科 神崎晶専任講師)
鼓膜に穴が開いた状態になる鼓膜穿孔(せんこう)。穴の大きさなどによっては自然に閉じることもあるが、難聴の原因となるため、早めに穴を…
増えるピーナツアレルギー 摂取できる量知って予防(相模原病院臨床研究センター病態総合研究部病因・病態研究室 佐藤さくら室長)
欧米に多いとされるピーナツアレルギーだが、近年日本でも増えている。症状が重篤化しやすいことで知られ、急に激しい症状に襲われるアナフ…