窪田泰夫 医師 (くぼたやすお)

香川大学医学部附属病院

香川県木田郡三木町大字池戸1750-1

  • 皮膚科
  • 教授

皮膚科

専門

アトピー性皮膚炎、乾癬、蕁麻疹、にきび

窪田泰夫

教授を務める香川大学医学部皮膚科では、遺伝性角化症やアトピー性皮膚炎の分子生物学的研究、活性酸素の皮膚病への関与、脂質成長因子の血管内皮細胞機能への影響など基礎研究を積極的に遂行。一方、美容皮膚科分野ではシミやシワに対するレーザー治療や新規機能化粧品の開発などを推進し、産学提携の柱としている。学生に対しては、医師と患者との壁を低くし、円滑なコミュニケーションを心がけるように指導。皮膚病患者のQOLの解析に取り組み、精神・心理面からの治療アプローチを行う。

診療内容

にきびの患者層は思春期から成人まで幅広く、患者数も多い。通常は「思春期にきび」と「大人のにきび」の2つに分けられ、さらに「大人のにきび」は「持続性(思春期にきびが継続するタイプ)」と「晩発性(成人期になってから発症する真の意味での晩期発症タイプ)」に分けられる。
外用治療はリン酸クリンダマイシンゲルとアダパレンゲルによる外用連続療法が基本である。外用薬による刺激感の軽減には化粧用保湿液の活用も有効。作用秩序や副作用を熟知したうえでより効果的な使い方を確立するためには、臨床の現場からのフィードバックが必要とのこと。
「これまでは“たかがにきび”という一般的な風潮もありましたが、現在そのように考える皮膚科医はまず皆無ではないでしょうか。中等度以上のにきび患者のQOL(Quality of Life)の低下は、社交面や心理感情面において他の慢性疾患(喘息や糖尿病など)とほぼ同等であることも証明されており、にきびは決して取るに足らないささいな皮膚病ではなくなっています。中高校生のざ瘡の患者さんでは統計学的にも心の健康面での有意な障害がみられ、鬱傾向も認められました」と窪田医師。
にきび患者に対しては、精神・心理面に配慮したアプローチも重視しているという。なお、窪田医師が教授を務める同院の美肌外来では、にきびやにきび痕などの悩みに対し、ケミカルピーリングやビタミンC導入も行っている。

医師プロフィール

1979年3月 東京大学医学部医学科 卒業
   6月 東京大学医学部附属病院皮膚科助手
1985年1月 米国国立衛生研究所(NIH)留学
1986年11月 山梨医科大学医学部皮膚科助手
1990年1月 山梨医科大学附属病院講師・外来医長
1992年1月 聖マリアンナ医科大学医学部皮膚科助教授
1999年4月 香川医科大学皮膚科教授
2003年10月 香川大学医学部皮膚科教授