朝比奈昭彦 医師 (あさひなあきひこ)

東京慈恵会医科大学附属病院

東京都港区西新橋3-19-18

  • 皮膚科
  • 診療医長

皮膚科 アレルギー科

専門

乾癬、アトピー性皮膚炎、皮膚免疫学、レーザー医学

朝比奈昭彦

皮膚科は、目に触れる疾患を扱うため、患者自身の生活の質や心のあり方にも大きくかかわる。その分、適切な診断と治療ができたときは、患者にとっても医師にとっても大きな達成感が味わえる。診察を通じた患者とのコミュニケーションを大切にして、信頼関係を築きながら、正確に診断し丁寧に説明しながら治療するように心がけている。皮膚免疫学を専門として研究してきた朝比奈昭彦医師は、疾患の背景にある病態を常に考えながら、理論的に最適な治療方法を考えている。同科では、アトピー性皮膚炎や乾癬のような慢性の炎症性皮膚疾患を診療する機会が多く、これらの疾患に関する啓発活動や執筆も行っている。とりわけアトピー性皮膚炎の患者割合が高く、厚生労働省の臨床研究にも参加した。ただし、それに限らず様々な領域の皮膚疾患に最新の医学知識で対応しており、その診断や治療の過程で多くの医療機関と共同研究を行っている。ここ数年でも、世界的に見て希少な疾患を継続して報告し、解析する機会を得ている。

診療内容

当院では、ガイドラインに沿った標準的治療を施行している。ガイドラインは科学的な根拠によってその効果が裏打ちされたものであり、患者ごとに最適な治療法を見極めながら、繰り返し治療の評価を行う。アトピー性皮膚炎の治療にはステロイド外用薬を積極的に使用する。また、難治なケースでは、シクロスポリンの内服や、必要に応じて入院加療を選択する。乾癬の患者は、重症であれば、シクロスポリンやチガソンなどの内服療法、あるいは注射製剤である生物学的製剤による最新の治療を実施する。また、ナローバンドUVBの局所照射が可能であり、尋常性白斑や乾癬患者の治療に応用している。諸検査として、接触皮膚炎や金属アレルギーの診断のためのパッチテストや、薬剤アレルギー、食物アレルギーの検査、光線過敏試験などの施行が可能である。小腫瘍の除去のための炭酸ガスレーザーも設置している。炎症性粉瘤に対するへそ抜き法や、陥入爪に対するフェノール法も導入している。なお、リンパ節郭清や化学療法を必要とする悪性腫瘍は大学病院に紹介するが、通常の小手術であれば当院で施行できる。診断が困難なケースでは、積極的に生検をはじめとした検査を行い、多くの専門施設からの協力を仰ぎながら症状を評価し、文献に基づき最新の治療を検討する。

医師プロフィール

1987年3月 東京大学医学部 卒業
1987年6月 東京大学医学部皮膚科学教室入局
1989年1月 公立学校共済組合関東中央病院
1989年12月 東京大学医学部皮膚科 助手
1992年3月 米国 MGH-Harvard大 Cutaneous Biology Research Center留学
1998年4月 東京大学医学部皮膚科 講師
2001年10月 東京大学医学部皮膚科 助教授
2005年4月 独立行政法人国立病院機構相模原病院 皮膚科医長、臨床研究センター室長 併任
2014年10月 東京慈恵会医科大学附属病院 皮膚科診療医長

「アトピー性皮膚炎」を専門とする医師