本田まりこ 医師 (ほんだまりこ)

まりこの皮フ科

神奈川県横浜市鶴見区豊岡町3-28 鶴見コーリンビル5F

  • 院長

皮膚科 美容外科 アレルギー科

専門

アトピー性皮膚炎、ウイルス性皮膚疾患(単純ヘルペス、帯状疱疹、帯状疱疹後神経痛、ウイルス性疣贅)

本田まりこ

ウイルス性皮膚疾患(水痘、単純ヘルペス、帯状疱疹、帯状疱疹後神経痛、ウイルス性疣贅)診療のスペシャリストである。アトピー性皮膚炎患者はウイルス性皮膚疾患の合併が多く、カポジ水痘様発疹症などの治療を得意としている。抗ウイルス薬を中心に治療しながら、予防として水痘ワクチンの接種も行う。帯状疱疹後神経痛の治療としてイオンフォレーシスやスーパーライザーを行っている。また、性器ヘルペス研究の第一人者でもある。誰もがかかる性器ヘルペスについて、正しい知識の普及にも努めている。2014年6月より「まりこの皮フ科」を開院。一般皮膚科から皮膚外科~美容まで対応する皮膚専門クリニックで、内臓疾患からくる皮膚疾患、ウイルス性疾患を特に得意とする。

診療内容

アトピー性皮膚炎は、湿疹や痒みを伴い、よくなったり、悪くなったりを繰り返しながら慢性的に続く難治性の病気である。病状に合わせて、軟膏療法を説明し、症状改善後もスキンケアなど必要なケアを説明している。乾癬は、国内患者数が10万人以上といわれ、乳幼児から高齢者まで年齢層は幅広い。外用・内服療法に加えて、ナローバンドUVBを組み合わせた治療を行っている。
帯状疱疹(たいじょうほうしん)は、痛みやかゆみといった前触れから始まるのが特徴。4~5日後には同じ場所に赤い発疹、細かい水ほうができ、この間に痛みは強くなることが多い。発疹はまもなく水ぶくれになり、約2週間でかさぶたに。3週間ほどでかさぶたが落ちて治癒する。…と書くと簡単だが、実際には命をも脅かす怖い病気であることは、あまり知られていない。
「四谷怪談のお岩さんは、顔に出来た帯状疱疹の典型的な症状です。現在は抗ウイルス薬のお陰で、そこまで悪化させる人は少ないですが、かつては命にかかわる病気だったのです。今でも、受診が遅れれば、帯状疱疹後神経痛、神経麻痺、難聴、失明、尿閉、脳炎など、重篤な合併症が起こります」(本田医師)
初期の見た目は虫刺されに似ており、患者としては重病感を意識しにくいことからつい「仕事が忙しい」などと我慢して「様子を見ている」間にも、症状はみるみる悪化。深刻な事態になってからやってくる患者は、働き盛りの世代に結構多いというから要注意。
帯状疱疹の原因は子どものときに感染した水ぼうそうのウイルス。水ぼうそうが治っても神経の中の神経節という部分にウイルスは潜んでいる。普段は活動しないが、加齢やストレス、妊娠、がん、糖尿病、ステロイドや抗がん剤の投与、人工透析などによって、免疫力が低下してくると再活動して、帯状疱疹として発症する。発症のピークは20~30歳代と、50~60歳代の2回。
「発症には、水ぼうそうによって獲得した“水痘-帯状疱疹ウイルスに対する特異的免疫(メモリーT細胞)”の減少が大きくかかわっています。メモリーT細胞は時間とともに減少し、およそ20年でかなり減少することが判っています。そのため免疫力が下がり、20代~30代で一度発症のピークが来るわけです。30代~40代で発症する患者さんが減るのは、子育て世代にあたるからです。周囲に水ぼうそうにかかった乳幼児がいた場合、本人もそれと気づかないうちにウイルスを体内に取り込むため、メモリーT細胞が再び増えて、帯状疱疹に対する免疫力が強まるのです。50代以降に2回目のピークが来るのは、メモリーT細胞の減少とともに乳幼児と接する機会が減ることが影響していると考えられています」(本田医師)
治療の柱は「ウイルスの増殖」、「皮膚の炎症」そして「痛み」を抑えることの3本、本田医師は「何よりも早い段階で病気に気づいて皮膚科を受診することが大切」と語る。
1.体の左右どちらかのある部位に、ビリビリした痛みや違和感がある
2.痛みや違和感がある部分の痛みが徐々に強まる
3.その部分の強い痛みが4-5日続いている
4.痛みのある部分に赤い発疹がでた
といったサインが出たら、我慢せずに皮膚科を受診してほしい。さらに本田医師は、帯状疱疹の予防として、水ぼうそうの予防接種を受けることも勧めている。
「日本には帯状疱疹ワクチンはまだありませんが、水痘ワクチンを使えば同じ効果が得られます。50歳以上で多忙、ストレスが多い方やご高齢の方は、注射を打っておくと帯状疱疹になっても悪化を防ぐことができます。ワクチンの効果は約20年です。なお、高齢者の水痘予防に水痘ワクチンを接種することはすでに承認されています。高齢者が水痘に再罹患するか、帯状疱疹になるかは誰もわかりません」(本田医師)
本田医師の診療ポリシーは「早め早めに手を打つ」こと。帯状疱疹については、迅速で正しい診断と、発症後の一刻も早い抗ウイルス薬の服用を重視している。

医師プロフィール

1973年 東京女子医科大学医学部卒業
1975年 東京慈恵会医科大学皮膚科学講座助手
1981年 東京慈恵会医科大学皮膚科学講座講師
1999年 共立薬科大学大学院非常勤講師(兼任)
2003年 東京慈恵会医科大学皮膚科助教授
2003年 東京慈恵会医科大学附属青戸病院皮膚科診療部長
2006年 東京慈恵会医科大学付属青戸病院皮膚科教授
2012年 1月5日より 東京慈恵会医科大学葛飾医療センター(病院リニューアルに伴い改名) 皮膚科 診療部長
2013年2月~2014年3月 癌研究会癌研究所非常勤
2014年3月 東京慈恵会医科大学葛飾医療センタ-皮膚科定年退職
2014年4月 東京慈恵会医科大学皮膚科客員教授 第2・第4水曜の午後、外来担当
2014年6月 まりこの皮フ科 開院
現在に至る

「アトピー性皮膚炎」を専門とする医師