鼓腸(腹腔内のガス)〔こちょう〕
胃腸にたくさんのガスがたまった状態で、腹部がはり、たたくとポンポンと鼓(つづみ)を打つような音がします。胃に空気がたまって起こるものは、早食いの人やせっかちな人、神経質な人に多くみられ、空気嚥下症といいます。
急に起こって激しい腹痛を伴うときは、腸閉塞や急性腹膜炎が疑われます。腸炎や急性膵炎でも起こります。肝硬変やがんが腹部全体にひろがって腹水がたまり、腸の動きがわるくなるために、ガスがたまることもあります。
はっきりとした病気がなく、腹部がはって困るときは、便通をととのえ、食事を控えめにし、早食いをしないようにします。炭酸飲料やビールなどは避けます。
急に起こって激しい腹痛を伴うときは、腸閉塞や急性腹膜炎が疑われます。腸炎や急性膵炎でも起こります。肝硬変やがんが腹部全体にひろがって腹水がたまり、腸の動きがわるくなるために、ガスがたまることもあります。
はっきりとした病気がなく、腹部がはって困るときは、便通をととのえ、食事を控えめにし、早食いをしないようにします。炭酸飲料やビールなどは避けます。
(執筆・監修:国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院 名誉院長 大西 真)