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「病院嫌い」は変わったのか ~養老孟司さんの「主治医役」、中川教授に聞く~
解剖学者の養老孟司さんと東京大学大学院特任教授の中川恵一さんの共著「養老先生、病院へ行く」(エクスナレッジ)が好評だ。自他共に認め…
子どもの歯ぎしり ~いびき、すり減りは受診を(大阪大学大学院歯学研究科 加藤隆史教授)~
睡眠中の歯ぎしりは約20%の子どもに起こり、年齢とともにその割合は減る。初めて子どもの歯ぎしりと睡眠周期との関係について研究を行っ…
専攻医の応募者数、昨年上回るペース ~日本専門医機構の中間集計~
日本専門医機構の寺本民生理事長は22日、オンラインでの記者会見で、来年4月に研修を開始する専攻医に8884人(12日現在の中間集計…
強い運動で消化器不調 ~女性長距離ランナーに多発(京都府立医科大学医療フロンティア展開学 高木智久准教授)~
日常的に長時間、長距離の運動に取り組む女性ランナーに下痢など消化器の不調が見られることがある。これまで因果関係は分からなかったが、…
女性活躍、両立支援からこぼれ落ちる母親たち ~就労に制約・困難、厳しい経済状況~
近年、日本では女性は最大の潜在力であるとして、女性活躍、女性の就業率の向上が図られている。政府は仕事と子育ての両立支援策として、保…
避難所での睡眠障害 ~遠慮せずスタッフに相談を(東北大学災害科学国際研究所 江川新一教授)~
近年多発する豪雨災害などに伴う避難所での生活は慣れない環境下でトラブルも多く、「眠れない」という悩みもその一つ。東日本大震災の被災…
幼少期からさまざまな症状―マルファン症候群 ~継続受診が大切(東京大学医学部付属病院 武田憲文センター長)~
マルファン症候群は、特定の遺伝子が変化している人に発症し、生まれつき細胞と細胞をつなぐ線維の成分が弱い病気だ。年代に応じて骨格や目…
循環器系疾患、冬場の急変に注意 ~受診、治療の早期再開必要~
心筋梗塞や大動脈瘤(りゅう)剝離など、ひとたび起きれば生命の危機に陥ることが少なくないのが、心臓を中心とした循環器系の疾患だ。具体…
飛沫を防ぐ歯の磨き方 コロナ禍こそ歯のケアを(日本歯科医学会連合 川口陽子副理事長)
新型コロナウイルス感染症予防で最も注意が必要な飛沫(ひまつ)感染。会話の時だけでなく、歯磨き中に起こりやすい唾液飛沫を防ぐ歯磨きの…
疲れ・だるさは鉄不足?―鉄欠乏性貧血 ~我慢しないで早期受診を(桐友クリニック新松戸・貧血外来 津田健司医師)~
月経や妊娠、授乳のほか、慢性的出血がある病気、激しい運動、偏った食生活で鉄欠乏性貧血が起こる場合がある。桐友クリニック新松戸(千葉…
視力が徐々に低下―黄斑ジストロフィー ~将来の治療研究に期待(国立成育医療研究センター眼科 東範行診療部長)~
黄斑ジストロフィーは遺伝的要因で網膜の黄斑部が侵され、視力が徐々に低下する病気の総称で、厚生労働省の難病に指定されている。国立成育…
2回目の接種率上げよ ~新型コロナ、ワクチン専門家が提言~
新型コロナウイルスの新規感染者が減り、緊急事態宣言が解除された。安心した人も多いだろうが、多くの専門家は「いつ感染の『第6波』が襲…
症状ない場合が多い胆管がん ~健診での異常を放置しないで(国際医療福祉大学成田病院 宮崎勝病院長)~
健康診断で精密検査を勧められても、放置していると症状が出たときには既に手術が行えないケースが多く、死亡率も高い消化器がんの一つ、胆…
知的発達の遅れ抑制に期待 ~ムコ多糖症Ⅱ型の新薬(国立成育医療研究センター臨床検査部 奥山虎之統括部長)~
体内の特定の酵素の不足でさまざまな症状が表れるムコ多糖症Ⅱ型。従来の治療では効果がなかった「発達の遅れ」に有効性が期待される新薬が…
要件見直し、病院再編を ~新型コロナ受け入れ医療機関不足踏まえ~
本稿は、2021年夏に問題となった新型コロナウイルス患者の受け入れ医療機関の不足に対応するために、今後必要な新しい病院制度を提案するも…
就寝中に上昇―夜間高血圧 脳卒中による死亡のリスク(帝京大学医学部衛生学公衆衛生学講座 浅山敬准教授)
診察室の血圧が正常でも、就寝中に高くなる夜間高血圧は、脳卒中などの脳心血管病で死亡するリスクが高い。帝京大学(東京都板橋区)医学部…
排尿後に鮮血―尿道カルンクル 悪性疾患との見極めが大事(成城せとぐちクリニック 瀬戸口志保院長)
尿道カルンクルは、高齢の女性の尿道の出口付近にできることが多い良性の腫瘍。出血で気付く場合もあるが、自覚症状が無く、婦人科の受診時…
関節への注射療法が拡充 変形性膝関節症(帝京大学医学部付属病院整形外科 中川匠教授)
膝の痛みで階段の昇り降りや、しゃがむ、正座するといった動作が困難になる変形性膝関節症。高齢者ほど有病率が高く、活動的な生活を続ける…
インフルエンザ流行の恐れも ~ワクチン接種を推奨―感染症学会~
新型コロナウイルスのワクチン接種が進む中、冬を控えてインフルエンザワクチン接種の時期を迎えた。昨年から今年にかけての患者数が国内外…
“兵糧攻め”で筋腫が縮小 切らずに治す子宮動脈塞栓術(調布keijinkaiクリニック 瀧康紀副院長)
女性の4人に1人はあるとされる子宮筋腫は良性腫瘍であり、無症状なら問題ないが、過多月経や生理痛といった症状に悩まされる人は少なくな…
進行すると失明も―アカントアメーバ角膜炎 原因はコンタクトレンズの使い方(新宿東口眼科医院 新川恭浩院長)
土壌や水道水などに生息する原虫が黒目(角膜)に感染して引き起こすアカントアメーバ角膜炎は国内では1988年に初めて報告され、コンタ…
がん治療に伴う発熱性好中球減少症 治療効果にも影響(国際医療福祉大学三田病院悪性リンパ腫・血液腫瘍センター 畠清彦センター長)
抗がん剤治療に伴う好中球の減少で起こる発熱性好中球減少症(FN)になると、感染症が重篤化しやすい。国際医療福祉大学三田病院(東京都…
摂食障害の子ども6割増 ~コロナ禍のストレス、広く深く~
「摂食障害」とされる神経性食欲不振(神経性やせ症)の症状で初診外来を訪れた子どもが、大幅に増えたことが国立成育医療研究センター(東…
がん治療で手足がむくむ 早期治療が肝心―続発性リンパ浮腫(亀田総合病院リンパ浮腫センター長 林明辰医師)
がんの治療後に手足にむくみが出る「続発性リンパ浮腫」。動作の困難や皮膚の異常なども来す難治性の病気だ。亀田総合病院(千葉県鴨川市)…
歯周病が大腸がんと関連 治療すればリスク低下も(横浜市立大学付属病院消化器内科 吉原努医長)
軽症も含めて国民の約80%がかかっているとされる歯周病はさまざまな病気との関係が分かっている。近年、注目されているのが大腸がんとの…