吃音〔きつおん〕

 話し始めに同じ音がくり返しつまったり、音が長く延びたり、会話の途中でことばが出なくなったりする状態をいいます。これらの言語症状のほかに随伴症状として、発話努力の結果として手を振ったり、顔面がひきつったりする場合もあります。無意識に発話をしていて吃音が生じ、これに第三者が介入し注意をすることにより、会話に吃音を避けようとする意識的介入が入り、それまで意識しなかった吃音を意識するようになり、吃音が本格的に始まるとも考えられています。
 一般に2~4歳で始まり、子どもの吃音は母、父、本人の順でおかしいと気づくことが多いようです。
 開発途上の社会では吃音は少なく、文明社会では人種・言語を問わず、同率に出現するといわれています。男女比では男子に多く、男子に対するしつけの厳しさが原因とも考えられましたが、養育条件を一致させた研究でも男子に多くみられ、はっきりしません。年齢では3~5歳がもっとも多く、年齢とともに減少していきます。
 治療は本人には吃音を意識させないまま、地域の言葉の教室や小児科、耳鼻咽喉科に相談することをおすすめします。
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