安部洋一郎 医師 (あべよういちろう)

NTT東日本関東病院

東京都品川区東五反田5-9-22

  • ペインクリニック科
  • 部長

ペインクリニック科 神経内科 内科

専門

多汗症手術(クリップ法)、脊髄神経刺激療法、神経ブロック全般(特に三叉神経痛)、経皮的椎間板摘出術、椎体形成術

安部洋一郎

NTT東日本関東病院ペインクリニック科部長を務める安部洋一郎医師は、主に多汗症手術(クリップ法)、脊髄神経刺激療法、神経ブロック全般(特に三叉神経痛)、経皮的椎間板摘出術、椎体形成術を得意としている。同院は東京の病院では初めて国際病院評価機構(JCI)の認証を取得。また、同科は国内のペインセンター的な役割を果たしており、症例数も日本でトップクラスである。主に、痛みと血行を改善し即効性のある神経ブロックによる治療を実施。その高い技術を用いた確実な診断と適切な治療を受けに、全国から患者が集まる。

診療内容

同科では、痛みの病気のみならず、多汗症、赤面症、不随運動を伴う病気、麻痺を伴う病気の診断・治療を実施している。安部医師が得意とする分野は、主に多汗症手術(クリップ法)、脊髄神経刺激療法、神経ブロック全般(特に三叉神経痛)、経皮的椎間板摘出術、椎体形成術などである。
多汗症に対しては、全身麻酔下で胸部交感神経を切除する胸腔鏡下交感神経遮断術を施行。しかし、交感神経を切断・切除することにより代償性発汗などの副作用も予想されるため、同科では交感神経を5mmのチタン製でクリップして交感神経を遮断する方法を主に行っている。交感神経遮断のためのクリップは、再手術により外すことができるため、代償性発汗を不安に思う患者には安心が増えることになる。また、同科における中心的な治療は、即効性のある注射による治療法、すなわち、神経ブロックによるものである。

神経ブロックとは、皮膚から注射針を通して、神経に直接あるいはその神経の近くに薬液を注入し、神経の興奮伝導を一時的に遮断してしまう治療で、三叉神経痛や下肢痛、上肢痛や頸部痛、腰痛などに有効である。特に、腰痛は(現在2,800万人が悩んでおり)神経ブロックは痛みの箇所を診断し、一時的な薬剤によるブロックだけでなく、高周波を用いて、有効期間の延長を図ることができる。同科では複数の神経ブロックで痛みの主となる原因箇所を探り、安全かつ適切な治療をおこなっている。
がん性疼痛では、帯状疱疹、顔面神経麻痺、四肢血行障害、閉塞性動脈硬化症、レイノー病、急性動脈閉塞症なども対象となる。外傷後や手術後などにひき起こされるカウザルギー(CRPS)も発症直後であれば、交感神経節ブロックが効果的。また、眠れないほどの首、肩、腕の痛みを持つ40~60歳代の患者に対しても、ブロックによって早期に症状が軽くなる。さらに、椎間板ヘルニア、坐骨神経痛、間欠跛行などもこの治療法により改善される。
背骨の痛みの原因には、骨粗鬆症による圧迫骨折、がん転移や骨腫瘍などが考えられるが、その痛みに対しては、経皮的椎体形成術を実施。これは、骨のセメントを太い針から注入することで背骨を補強して、痛みを緩和するものである。この経皮的椎体形成術の利点として、小さな傷口で痛みに対して即効性の効果があることと、1回の治療で終わることが挙げられる。
経皮的椎間板摘出術は、椎間板ヘルニアに対して施行。約2mmの太さの特殊な針でヘルニアを椎間板内部から吸い取る。
通常の神経ブロック療法、投薬だけでは痛みが軽減されない難治性の痛みには、脊髄刺激療法を行う。これは、痛みのある箇所と脳の間の脊髄に電気刺激を加える治療で、この治療が有効であるかどうかを調べるテスト刺激、有効な場合は本物の刺激装置を植え込む手術という2段階で構成される。

医師プロフィール

1991年3月 山形大学医学部卒業。卒後、横浜市立大学医学部付属病院にて研修
1993年 横浜市立大学麻酔科、その後関連病院(横浜市立港湾病院、茅ヶ崎市立病院、小田原市立病院)及び横浜市大浦舟附属病院勤務
1998年 関東逓信病院ペインクリニック科勤務
2000年 横浜市立大学医学部附属病院麻酔科ペインクリニック外来担当助手
2004年 NTT東日本関東病院ペインクリニック科
2008年4月 NTT東日本 関東病院ペインクリニック科医長
2011年4月 NTT東日本 関東病院ペインクリニック科部長