福永幹彦 医師 (ふくながみきひこ)

関西医科大学附属病院

大阪府枚方市新町2-3-1

  • 心療内科 総合診療科
  • 診療部長 教授

心療内科 総合診療科 消化器科

専門

心療内科全般、消化器心身症(過敏性腸症候群・機能性ディスペプシア)、慢性疼痛

福永幹彦

「身体症状に対し、身体と心のいずれかに偏らない態度で診療に臨むことを心掛けている」という福永幹彦医師。同科を受診する過敏性腸症候群の患者は社会生活に大きな支障をきたしているケースが多いため、重篤な症状の治療経験が豊富だ。実際の診療では身体面の病態評価を優先し、症状の軽減に努めている。そうした経過のなかで、病態に影響する心理面・社会面の評価を加えてゆき、最終的には患者が自律的に病気をコントロールできるようにお手伝いするという方針で治療している。

診療内容

多分野の身体症状の診療を行う心療内科は、診断や治療に高い専門性をもつ臨床各科と連携することがほとんど。そのなかで福永医師は「身体が心に与える影響や、心が身体に与える影響を診る専門家として、全体的な患者の生活の満足度の向上を目指した治療」をモットーとしている。消化器官はストレスなどの心理・社会的要因の影響によって機能的な異常をきたしやすく、同科における消化器管疾患は、身体症状で受診する患者の半数近くを占めている。
診療前はまず尿検査(場合によっては心電図も)を行い、問診票の記入を。それをもとに症状や生活状況に関する話を聞き、必要に応じて症状に関する質問票に記入した後に診察という流れになる。
過敏性腸症候群患者に対しては、1回に15~20分程度の診察時間をかけ、薬物療法および日常生活へのアドバイスを中心とした治療を行う。アドバイスの際には必要に応じ、リラクセーション法の指導や心理療法的なアプローチを行う。また、下痢や腹痛が強く日常生活が障害されているケースについては、入院のうえ精査し、薬物などの治療方針を決める場合もある。なお、同科には過敏性腸症候群をはじめとする消化器疾患のほか、慢性疼痛、アレルギー疾患、循環器疾患、内分泌疾患、神経疾患などの症状で受診する患者が多い。やはり薬物療法と日常生活へのアドバイスを中心とし、必要に応じて自律訓練法、行動療法、バイオフィードバックなどを行うことがある。心療内科とは横断的な科であるため、各科からの紹介受診が多いのが特徴である。

医師プロフィール

1985年3月 岐阜大学医学部 卒業
2009年4月 関西医科大学医学部心療内科学教授
2010年6月 関西医科大学付属枚方病院心療内科部長
2016年4月 関西医科大学附属病院 心療内科診療部長教授

「過敏性腸症候群」を専門とする医師