谷諭 医師 (たにさとし)

東京慈恵会医科大学附属病院

東京都港区西新橋3-19-18

  • 脳神経外科 教授
  • 附属病院 副院長・医療安全管理部部長

脳神経外科 外科

専門

脊椎・脊髄疾患、肩こり、腰痛、スポーツ関連頭部外傷

谷諭

谷諭医師は脊椎・脊髄治療の専門医であり、頚椎椎間板ヘルニア、変形性頚椎症など、脊椎脊髄疾患の手術などにあたっている。脳神経外科的見地から、肩こり患者や腰痛患者の診療も実施。スポーツにおける脳への打撲や衝撃などダメージに対する診断・治療の第一人者でもあり、日本ボクシングコミッション健康管理委員会委員長・理事、日本テニス協会や日本サッカー協会の医学委員としても活躍している。東京慈恵会医科大学附属病院副院長として、病院のマネージメントにも当たっている。

診療内容

頚椎疾患の治療の代表例としては、頚椎椎間板ヘルニア、変形性頚椎症(頚部脊椎症)、脊髄空洞症、頚椎後帯骨化症などが挙げられる。こうした治療の効果が得られない場合や脊髄の圧迫が強く手足の麻痺が出ている場合は、出っ張っている椎間板を取り除くなどの手術を考えることになる。
頚椎椎間板ヘルニアや変形性頚椎症(頚部脊椎症)あるいは難病指定されている頚椎後縦靭帯骨化は、首の周りの筋肉の緊張を取るために、温めたり、超音波やレーザーでの治療、また「牽引療法」を行ったりするが「効果が自覚的にない場合には、漫然と医師の言いなりになって治療を受けるべきではない」と谷医師は言う。MRI検査は必須で、これにより脊髄や神経の圧迫がある時、また手足の動きに問題があったりしびれがあったりする場合は、手術も視野に入れる。症状進行の確率と手術での利益、不利益をよく考慮する必要があり、複数の専門医の意見を聞くことが勧められる。また、脊髄空洞症に対する治療法としては、しびれや筋力の低下がある時には現在のところ手術しかない(主に大後頭孔拡大術)。
腰椎椎間板疾患には、腰椎間板ヘルニア、腰部脊柱狭窄症、腰痛すべり症などがある。腰椎間板ヘルニアは基本的に時間が解決する病気であるが、痛みが高度な場合などは手術療法も考慮される。腰部脊柱管狭窄症に対しては薬物治療が功を奏する場合もあるが、これは抜本的治療ではなく、最終的には手術を視野に入れる必要がある。また、狭窄症に合併しやすい腰椎すべり症の治療としては、水中ウォーキングや水泳など「筋肉のコルセット」をつけることが望まれる。最終的には手術も選択肢となるが、すべりを固定することに関する手術の意義と不利益などをよく検討することが勧められる。

医師プロフィール

1979年3月 東京慈恵会医科大学 卒業
1979年5月 東京慈恵会医科大学脳神経外科
2005年7月 東京慈恵会医科大学中央手術部部長
2008年6月 東京慈恵会医科大学脳神経外科教授
2009年10月 トロント大学脳神経外科客員教授
2016年4月 東京慈恵会医科大学附属病院 副院長・医療安全管理部部長

「腰痛(腰椎椎間板ヘルニア)」を専門とする医師